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【警察エッセイ】ジェネレーションギャップは溝だらけ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のデロリアン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、いつ生まれですかい?

『いきなり人様に年齢を聞くなんて失礼極まりねぇな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、ちなみになんだけども、花山はプロフィールでも紹介している通り1995年生まれのスーパーゆとり世代。

1995年というと日本国内だけでも結構混沌とした年でもあって、大震災に始まって、某宗教団体の幹部が毒薬を地下鉄内でテロったりするとか、日本史に残る大事件が立て続けに起こった年なんよね。

負の遺産と言っていいのかは分からんけども、花山の様な1995年チルドレンはゆとりど真ん中世代の筆頭で小学1年生になる時にゆとり教育が始まって、高校3年生を卒業した時にゆとり教育が終了したのね。昨今では若者を『悟り世代』や『Z世代』とか言ってるけども、『ゆとり世代』はそのイケてる名称世代に入れてもらえない浮遊霊の様な存在なんよね。

皆さんも生まれ年によってなんかしらの『○○世代』にカテゴライズされると思うけども、会社や周りに花山の様なゆとり世代はいる?

『あぁ、あの使えない奴はそういえばゆとりだったなぁ。』『あいつがクソなのはゆとり世代だからかぁ。』『花山は5軍でもあり、ゆとりでもあるのかぁ。』と思った方へ。

このキング・オブ・ゆとりの花山が代表して言わせてもらおう。

『そいつらはゆとりにもなれなかった奴らだぁ!!!』

何を言いたいかというと、それは世代によるモノじゃなくて、その人の人となりによるモンだと言いたかったんよ。とはいえ、一つの組織に属していると世代間で様々なギャップが生まれちゃうよね。かくいう花山も警察官時代に結構ジェネレーションギャップをビシバシと感じていたんよね。


■ジェネレーションギャップは溝だらけ

警察に関わらず、何らかのコミュニティに属していると、自分と同世代だけという状況はないと思うんよね。花山は警察学校を卒業した後は、いくつかの警察署と部署を渡り歩いたんだけども、何故か若い上司に付くことが出来ずに自分の親とあまり年が変わらないオジさんとばかり組んでいたんよね。

当時の花山は20代中盤。

一緒にペアを組んだ人は50代中盤のオジさん。

皆さんも風の噂で聞いた事があると思うけども、警察も昔は結構やんちゃな事をしていたんよ。花山がペアを組んだオジさん達の若い時は、警察が猛威を振るっていた最後の世代なんよ。

あんまり感じないと思うんだけども、現代の警察官って結構ガチゴチのコンプラに縛られて仕事をしているんよね。

これは警察官を辞めた後であっても全然納得いっていないんだけども、被疑者の取調べとかも昔に比べるとめちゃくちゃ制約が多くなったらしいのね。被疑者から供述を引き出す為にやりたい放題に便宜供与をしていた時代もあったんだけども、今は皆さんが『え?そんな事しただけで?』って事をしただけで、事件そのものが木っ端微塵になってしまう事もあるのね。

現職時代に聞かされたハナシなんだけども、とある事件で刑事が被疑者の取調べをしていて、刑事と被疑者の関係が比較的良好な状態で取調べが出来ていたんだけども、取調べの終わりに被疑者が刑事に『いや、刑事さんのおかげで反省で出来たよ。ありがとう。お礼に握手してよ。』と言われて、その刑事は言われるがままに握手をしたのね。その後、その被疑者が弁護士に刑事に手を出されたと言って結局その事件は起訴出来なかったという事があったらしいのよ。

昔を知っている警察官は皆んな口を揃えて『やりにくい時代になったな。』と言うんよね。

そして、やりにくい時代になった一方で、やりやすくなった事もオジさん警察官達にはあるそう。携帯電話、特にスマホの普及はかなり楽になったそう。

今でも警察は鬼に金棒の様に使っているんだけども、警察官が使う地図にゼンリン地図というモノがあるのね。

ゼンリン地図が何か分からない人は下のリンクを。

現代人で紙の地図を使う人は特殊な仕事をしている人しかいないと思うけども、警察の仕事もその中の一つ。

今となってはスマホが一台あれば日本どころか世界中の地図を見る事が出来るよね。もっというと、地図に留まらず知らない言語の翻訳も出来たりするから、文明の発展と革命的な発明には感謝感激だよね。

スマホのおかげで外国人相手と会話する時も翻訳アプリとかを使えば警察官の様なZ級公務員でも会話が出来るようになったし、地図も紙媒体でしか使っていなかったのが、どこであったとしても調べる事が出来る様になったんだからマジの革命よ。スマホの普及は警察の仕事を変えてしまったと言っても過言じゃないレベルで大きく変化させたんよね。簡単にスマホのカメラで撮影する事も出来る様になったし、それを端緒に犯人逮捕に至るケースも少なくはないんよ。

確かにスマホに頼り切っている事で警察官としての感性が少し弱くなったかもしれないけども、それをあまり余るほどスマホの登場は大きく時代を変えたんだと思うのね。

■まとめ

そんなオジさん警察官達と話していて花山が強く感じていた事は、常識なんていとも簡単に変わってしまうモンだなという事。それこそ、太古の警察官は取調べの時にカツ丼を被疑者に食べさせていたとか言うけども、今そんな事をしたら警察官が処分を喰らってしまうんよね。

大切なのは自分にとっての常識が他の人達の常識だと思わない事といつまでも常識が変わらないと思わない事。

自分の行動指針を決めるモノとして、自分の中に常識を持つ事はとても大切な事だと思うけども、その自分の中だけの常識が周りも同じだと考えていると思わぬ所で足元を掬われたりすると思うんよね。結果を出し続けていたり周りから慕われ続けられている人というのは、常に常識をアップデートしていったり、場合によっては常識を一旦壊して作り直す事が出来る様な人なんだと思うんよ。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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