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【警察エッセイ】言わな分からん

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の説明不足。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、ちゃんと話していますかい?

『少なくともテメェよりかはちゃんと話しているよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、コミュニケーションが全く取れていないせいで問題が起きた経験がある人は花山も含めて多いかと思う。

別に仲が悪いワケじゃないけども、イチイチ説明しなくても分かるだろうなと思っていたら、全然意思疎通が出来てなくて、ケンカしたり言い合いしたりラジバンダリしたりした事が皆さんもあるんじゃないかな?

なんて言うか、あの辺の塩梅って難しいよね。

説明し過ぎてもウザったいし、説明しなさ過ぎたら連携が上手く取れなかったりと、その情報さえあれば最低限何とかなるだけの説明量ってなかなか分からないモンよね。

だから、花山はなるべく説明は多めにする方なんだけども、部下や後輩にはさすがに言われないけども、上司や先輩とかだと『そんなん分かっとるわ。』とか冷たくあしらわれると今後説明する気も失せたりするんよ。

逆に説明や会話がほしいのに全くしてこない人もいたりするよね。

今回はそんな言わな分からんハナシ。


■言わな分からん

以心伝心。

阿吽の呼吸。

暗黙の了解。

日本には言葉に表さずとも意思疎通を図るという意味の言葉が沢山あるよね。

確かにお互いが会話せずともやるべき事が分かるという状態は理想だと思うんよ。ただ、花山の感覚だけども、日本人はあまりにも『話さずとも感じ取る』という事を美徳とし過ぎている気がするんよね。

警察官時代に、年配の上司から何も指示されなかったから自分でやるべき事を考えて動いていたら、何かが癪に触ったのか怒られた経験が多々あったのね。そんでコッチが『指示がなかったので自分で考えて動きました。』とやんわりと伝えると『指示しなくてもコッチがやってほしい事くらい分かるだろ。勝手に動くんじゃねぇ。』みたいな事を言われたのね。

だったら初めからやってほしい事を指示しろやと当時イケイケだった花山青年は思ったのね。

一緒に仕事をして何年も経つなら分からんでもないけども、出会ってそんなに日にちが経ってないのなら相手の考えている事なんて分かるワケないやん。

チームとして動く場合、下の者が上の者の動きを見て合わせるのは当然だとは思うけども、下の者が考えて行動した事が気に食わない時があるのならそれはただの責任逃れだと思うのね。言わずに自分の考えが分かってもらえると思っていたら、それはただの傲慢。

普段から自分の考えを話さない人の考えなんか分かるワケねぇだろって警察官時代はめっちゃ思ってたんよね。

■まとめ

言わなきゃ分からんというのは軸としてあるんだけども、相手の表情や雰囲気を見て言わずとも何となく察するという文化は素晴らしいモノだと思うんよね。

要は使い分けだと思うんよ。

基本的には下の者って明確な指示がほしいと思うんよね。具体的に指示を受ける事で自分がやるべき事が明確になって、ハイパフォーマンスな仕事が出来ると思うんよ。それにちゃんと指示を出してくれる人って何かあったらきちんと責任を取ってくれるという安心感があるんよね。

勝手な想像だけども、ろくな指示を出さずにコッチが失敗した時にだけワーワー文句を言ってくる人は、何かしらの問題が発生した時にコチラに責任を押し付けてきそうな気がするんよ。

ホントにコミュニケーションって大事だと思う。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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