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【警察エッセイ】変人の相手は変人にさせよ
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の変なオジサン。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、周りに変人はいますかい?
『花山、テメェが一番変人だよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、変人と一括りに言っても人それぞれ変人の定義は異なるとは思うけども、まぁ、自分がこの人は変人だなと思ったらその人は変人だと思う。
かくいう花山も自分の事を『5軍』だったり『ジュノンボーイ』と言ったり、実生活では『現代のトリックスター』を名乗ったりしていたりして、花山本人は何もおかしい事は言っていないにも関わらず『お前は変人だ。』とよく言われるのね。別に変人と言われる事に悦に入る様な思春期暴走中の中高生でもないから、変人と呼ばれる事には何も感じないけども、花山からしてもこの人は変人だったなと思う人は今までにも何人かいたんよね。
生まれてから現在に至るまでの変人紹介をすると膨大な変人紹介になってしまうモンだから、警察官時代に遭遇した変人について語っていきたいと思う。
■変人の相手は変人にさせよ
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栄えある一人目は、警察学校時代に同じクラスだったYさん。
Yさんは女性警察官で、花山の警察学校時代の同期であり同クラスの人だったんだけども、年齢は花山より何歳か年上の女性。出身も花山は地元の都道府県警察の警察官になったんだけども、遥か遠くの地からやって来た人だったんよね。それだけでもまぁまぁ変人だと思うんだけども、よくよく話を聞いてみると大学からこっちに来ていたというハナシ。それだけ聞くと『なるほどね』って思ったんだけども、実際は奇々怪々というソフトがインストールされた様なガールだったんよ。
Yさんは独特な雰囲気を纏っていて、警察官というよりかは図書館司書をやっている様なおっとりとした感じの人だったんよ。
警察官を目指す女性というのは、正義感の覇気を纏った様な人やとても俗世間では社会人をやっていけない様な姐ちゃんや極道の隠し子みたいな子ばっかりなんだけども、Yさんの纏っていた空気が警察官のソレと比べると異質で花山みたいな『この女、周りとは一味違うなぁ。面白ぇ女。』と変わり種が好きな人間には魅力的な感じでもあったんよね。
学生時代に大5軍時代を過ごしていた花山だけども、警察学校においても全く女性陣と関わりがないと思いきや、意外にも女性陣とはちょいちょい関わりがあったんよ。
まぁ、警察学校を一般的な教育機関に組み込もうとしている花山の策士たる所以が発揮されちゃっているけども、同クラスの女性陣でYさんが花山にとってはホの字的な存在だったんよね。花山には同期で同クラスの別の女性の警察官と同じ警察署の同じ係になるという未来があって、そのメスゴリラには一瞬もときめかなかったんだけども、花山は警察学校時代はYさん一派の一員だったんよね。まぁ、Yさん一派は花山一人しかいなかったけども。
それほどまでに、花山にとっては興味津々な女性だったYさんなんだけども、Yさんには申し訳ないけどYさんは一般的にモテる感じの女性ではなかったんよね。これは何もYさんのビジュがちょっと微妙ってハナシじゃなくて、Yさんは生来男性にあんまり興味がなさそうな人だったんよね。他の同期の女性とかだと浮つきやがっているハナシをちらほら聞いてたりしてたんだけども、Yさんには全くそういうハナシが浮上しなかったんよ。
そして、Yさんが変人であるというのが決定的になったハナシがあって、上述の通りYさんには男の影が真っ白みたいに何も見えなかったんよ。
花山はYさんと同じ警察署の同期に色々とハナシを仕入れてもらっていたという愛に溢れる活動を隠密にしていたんだけども、ある日その同期と飲んでいる時にとんでもないハナシを聞かされたんよね。
『そういえば花山、Yさん一軒家買ったらしいよ。』
それを聞いた花山は『ぷにゅ?い、一軒家?なにソレ?新しい洋食屋さんの店名?警察官やっているのに飲食業界に参入しちゃったの?』と晴天の霹靂な出来事に花山の脳内はクラッシュしかけて、なんとかその同期に『なにソレ?Yさん、結婚でもするの?』と聞いたんだけども、『いや、結婚どころか彼氏もいないよ。』と返ってきたのね。
そんな奴いねぇって!!!
だって、Yさんって花山とそんなに年齢変わらない女性だったんよ。マンションとかならまだ分かるけど、一軒家って。
そっからその同期とは近況報告とかをしみじみと話していたんだけども、そんな事はどうでもよくなっちゃって、『場所はどこ?』って聞くと『〇〇。』と言われて、『何でそんなに田舎なんだよ、マジいねぇって!!!』ってなったし、そうか、離れて住んでいる家族を連れてくるんだと思ったら、『いや、2階建ての一軒家に一人で住むらしい。』と聞かされたあかつきには、『怖ぇって。どういう体験が若い女性を田舎の一軒家に住まわせるんだよ』と不思議でしゃあなかったね。
花山は警察官を辞めてしまったから、今となっては全く関わりがないけども、いつか本人から真実を聞きたいモンよね。
■まとめ
いかがだったかい?
Yさんへの熱く厚い思いが溢れちゃってタイピングする指がサタデーナイトフィーバーばりに踊っちゃったね。
どんな社会でもそうだけども、警察官ってちょっとおかしな人も紛れ込んでいる社会なモンだから、天然で変人をやっている人は意外にも多いんよね。でも、そういった人達って実は結構貴重な存在で、頭のネジがユルユル・ガバガバな人って、花山みたいな真人間だと苦戦す人を相手にした時にうまいこと対応してくれる時があるんよね。
『変人の相手は変人にさせよ。』って花山が思い付いた名言があるんだけども、要はどんな人間でも適応出来る場所・輝ける場所はあるってハナシ。だから、組織内で人事的な部署にいる方々は適材適所を見誤らない様にしなきゃアカンと思うんよね。
まぁ、別の変人はまた別の機会で紹介するね。
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今回は以上となります。
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