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【警察エッセイ】禁句とジンクス

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のバルス。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、言霊を信じていますかい?

『唐突にスピってる事を言ってんじゃねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、言霊という言葉をググると『言葉に宿っていると信じられていたチカラ』と出てくるんだよね。簡単に言うと、言葉を発したらその言葉の通りに物事が作用するって事だと花山は思うんよ。

言霊については存在すると思う人もいれば、そんなものはオカルトだと思う方もいると思うけども、皆さんはどっちの宗派だい?

花山はオカルトに侵されて狂っていると思われがちな人間なモンだから、結構そういったモノを信じてるんよね。論理的だったり、科学的に証明しろと言われたら、ぐぬぬとなってしまうけども、『言葉を発する』という行為は思っているより凄いチカラがあると思うんよね。

海外の研究だったと思うんだけども『大事な試験の時に限って名前を書き忘れる人がなぜいるのか』という事を研究•調査したモノがあるらしいんよね。研究内容としては、試験が終わって答案用紙を回収した段階で名前を書き忘れた人を特定して、帰るタイミングでその人に『もしかして、名前を書き忘れたんじゃないですか?』と聞く研究だったと思う。

一般的な回答だと『分からないです。』とか『覚えてないです。』とか言うらしいんだけども、とある共通点がある人達だけ全く別の回答をしたそうなんよ。その共通点がある人達のほとんどは『あ。やっぱり。書き忘れていたと思ったんですよ。』と答えたそうなのね。その様な回答をした人達について深掘りしていったところ、日常的に親から『あなたは忘れっぽいから名前だけは書き忘れない様にしなさいよ。』と言われていたそう。

親からすると大事な子供の大事な試験だから親切心で言っていたとは思うんだけども、この研究が表しているのは『要するにあなたは忘れっぽい人間』というのを常々子供に言い続けていた事の裏返しでもあると結果で出しているのね。

これをオカルトと捉えるか、論理的なモノであると捉えるかは人それぞれの好きな考えであるとは思うけども、花山はこの研究の存在を知ってから、確かに、ある発言について、発した人からすると軽く言った事であったとしても、言われた側からすると重みを感じる言葉である事はよくある事だなと思ったんよ。

言葉を発するという事は『相手にその言葉をより考えさせて意識させる』という行為でもあるから、花山はめんどくさいけども、今から言おうとしている言葉が相手にどういった影響を与えるのかという事を考えながら会話をする様にしてるんよね。

そういえば、コレはだいぶオカルトチックなハナシではあるんだけども、警察の世界にもこんな迷信めいた言葉があるんよね。

その言葉とは『暇と言うな。通報が入るぞ。』という言葉。


■禁句とジンクス

警察の世界ではどんなに暇な時間が流れていたとしても、『今日は暇だな。』と言う事は御法度とされているんよね。

特に、中年からベテランの人達は、この言葉を嫌う人が結構多くて、その不文律を理解していない若手警察官が不用心にその言葉を発してしまうと、ちゃんと怒られたりする事があったりもするんよ。

花山は電波系警察官だったから、その様なオカルトハナシをすぐに収集して、一人でいる時も言わない様にしていたのね。心の中では、『このまま今日は何事もなく終わんないかなぁ。』とお祈りを唱え続けていたけども、それを言葉にしたりはしなかったのね。

ホントに不思議なんだけども、休憩中とかに複数人で集まっている時に誰かがボソッと『今日は暇だな。』と言うと、なぜかその後に重めな事案が入ったり、軽めだったとしてもひっきりなしに事案が入るという怪奇現象が起きていたりしたんよね。『今日は暇だな。』という言葉は、警察の世界における禁句であり、発言者には重い罪が課される言葉なんよ。

そんな禁句以外にも警察官には、通報が入らない様にする為のジンクスがあったりするんよね。


警察官の仕事というのは、皆さんが安全安心に暮らせる様に治安を守る事。

でも、警察官だって人間だから、一日中何も起きなければそれに越した事はないと思ってるんよね。特に、ベテランになればなるほど、その考えは顕著になっていって、一定数のベテラン警察官は通報が入らない様にする為のジンクスを持っている人が結構いるんよね。

出勤したら絶対に決まったルーティンをする人。月に一回必ず神社にお参りに行く人。食べるご飯にこだわる人。

特に出前を取る時は細心の注意を図っている事が多くて、ある店のあるご飯を頼むと絶対に忙しくなるといった迷信がどこの警察署にもあったりするのね。

かくいう花山も細心の注意を図っていた側の人間で、当時は一番下っ端だったモンだから、どこのお店に注文するのかとかを決めないとアカン立場で、どこのお店で頼んだ時にその日の勤務が忙しくなるのか否かの統計を勝手に取って、忙しくなった日のお店には申し訳ないけども頼まない様にしていたんよ。

だけども、花山の綿密な統計学を踏みにじって『今日はあそこにするぞ。』と上司に言われた時は何とか回避しようとアレコレ策を講じていたんだけども、極めて特殊なパワーハラスメントによって花山の願いはねじ伏せられて、頼みたくないお店に頼んだ事が何度もあったのね。その日の当番は極めて忙しいモノとなり、花山は心の中で『ほら言わんこっちゃない』と思ったんよ。

花山はオカルトを科学的に証明したんだから、注文を一任してくれと思ってたんよね。

■まとめ

警察の世界に関わらず、その職場や業界ごとにジンクスやオカルトハナシみたいなモノはあるかと思う。

よければだけども、自分の職場にはこんなジンクスやオカルトがありますというハナシを持っている方がいましたら、コメント欄に書いてくださると嬉しい。

信じるか信じないかはアナタ次第。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。

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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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