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【警察エッセイ】タメ口は便利道具

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の舐めた後輩。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、タメ口は使っていますかい?

『生まれてこの方タメ口しか使ってねぇな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、いわゆるタメ口と呼ばれる言葉で話す事が皆さんも多いというか、日常生活だったらほとんどタメ口を使っているかと思う。

そもそもタメ口とはどういった言葉かというと、『対等な言葉遣い』という意味がある一方で、『親しくないのに親しい様に馴れ馴れしく話す言葉』という意味もあるとの事。同い年や歳下にはタメ口で歳上とかには敬語や丁寧語を使うのが一般的だけども、コミュニティによっては歳下相手でも敬語や丁寧語を使ったり、歳上に対してタメ口を使う場所もあるよね。

実は警察の世界は年齢関係なくタメ口や丁寧語が飛び交うんよね。

基本的には階級が最優先の上下関係だけども、警察の場合はそこに警察官になった時期だったり年齢だったりが絡むからまぁまぁややこしいんよ。花山は基本的には確実に自分より歳下かつ同階級以下の相手にしかタメ口は使わない様にしていて、少しでも相手のプロフィールが分からなかったら丁寧語とかで話す様にしていたんよね。

そんな相手によって使う言葉を変えるなかなか難儀な言語こと日本語だけども、敢えて上の者に対してタメ口を使う事で円滑に物事を進められる事もあるんよね。

今回はそんなタメ口なハナシ。


■タメ口は便利道具

警察官って普段から偉そうにしていると思われがちだけども、一部の警察官を除いてほとんどの警察官は一般人相手には丁寧語をベースにしているのね。

だけども、丁寧語だけだとどうしても堅くなっちゃう時があるんよね。

そんな時に出来る限りポップな感じでタメ口を使うと場の空気が良い意味で変わったりするんよね。

なんか皆さんの周りにもタメ口が許されるキャラっているじゃない。そんな感じで常にタメ口を使うと様なフランクポリスもいたけども、花山は堅めの雰囲気ポリスだったからタメ口を使うのはタイミングが大切だったんよね。なかなか口を割らない人とかにはフッと気が抜けたタイミングで敢えてフランクにタメ口を使ったりすると、ついついポロッと本音を言っちゃたりしてくれたんよね。

タメ口って悪い意味で使われる事もあるけども、花山は良い意味の言葉だと思っていて、使い方さえ間違えなければこんな便利な言葉はないなって警察官の時に思ったんよ。

無礼な感じでタメ口を使うのは相手に不快な思いしかさせないからアカンけども、タメ口を上手に使える人は警察官に限らず世渡り上手で仕事が出来る人だと思うんよね。

■まとめ

途中でも触れたけども、世の中にはタメ口を誰に対して使ってもなぜか許される人達がいるよね。

天性の人たらしというか、人の懐に入るのが上手というか、心のATフィールドを開けるのが得意な使徒なのかどうかは分からないけども、不思議とこの人のタメ口は不快じゃないなって人がいるんよね。

花山も警察官時代に平然とタメ口を使いこなしている後輩がいたんだけども、その処世術を見て、『コイツは警察官として大成するな。』と思ったんよね。

そういう人って敵を作りやすいかもしれないけども、それ以上に強力な仲間を増やす事に長けていると思うんよ。

時と場合によるのはもちろんだけども、皆さんも場の空気を一変させたいと思ったり誰かの懐に入りたいと思ったらタメ口を使ってみてはいかがかな。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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