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【警察エッセイ】警察官は二枚舌

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の二枚舌。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、舌は何枚ありますかい?

『1枚しかねぇに決まってんだろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、最近エッチな漫画で舌が真ん中で少し裂けているスプリットタンなるモノを知って新しい性の扉が開きかけてる花山。

そんな花山のマイナー性癖は置いておいて、皆さんは『二枚舌』という言葉を知っていますかい?

意味としては『嘘を付く事』・『前後で矛盾した事を言う事』などなど、要するにダウトな人間の事を二枚舌って言うんよね。

花山は息をする様に嘘を付くから二枚舌どころか三枚舌くらいなんだけども、大なり小なり人間っていうのは嘘を付く生き物だよね。

この世に生を受けてから一度も嘘を付いた事がない人がいたとしたらどんな人なんだろうね?

基本的に嘘は付かない方が良いに決まっているけども、世の中には付いて良い嘘もあったりするんよね。

誰かを喜ばせるための嘘、誰かを守るための嘘、誰も不幸にならない嘘。

時に嘘は真実よりチカラを持つモノになったりするんよね。

真実を追求する警察官も実は何かのために嘘を付いたりするんよね。

今回はそんな二枚舌なハナシ。


■警察官は二枚舌

警察官は嘘付き。

警察官の事を異常なまでに嫌っている過激派な人達は息を吐く様に警察官の事を嘘付き呼ばわりするんだけども、あながち間違っていなかったりするんよね。

警察官の仕事は治安を維持する事。

そのためなら平気で嘘を付くんよね。

『困ったらいつでも警察を頼ってください。』と歴代の警察官がもれなく全員発した事のある言葉だと思うんだけども、本音50%嘘50%、いや、本音30%嘘70%ぐらいで言っていると思うんよね。

花山が実際にそうだったんよ。

『迷ったら110番してください。』と事あるごとに言っていたんだけども、警察官だって皆さんと同じ普通の人間だから、通報が入って忙しくなるよりかは通報が入らずに暇な方が良いに決まっているし、警察を頼らずとも自分達で問題を解決してくれればそんなに良い事はないと思っているのは警察官の本音。

それでも頼ってくださいと言っちゃうんよね。

仕事っていうのはもちろんあるんだけども、やっぱり犯罪に巻き込まれる人を見たくないんよね。

助けられる人は助けたいし、犯罪者には例外なくちゃんと罰が与えられてほしいと思っているんよね。

警察官は嘘付きな生き物。

ただし、発した時点では嘘でも最終的にはホントにしないとアカンのが警察官なんよね。

嘘でその場をまとめるのはいづれ剥がれるメッキの様な事なのかもしれないけども、剥がれる前に何度も塗り直す様な事も誰かを守るためにはやらなアカンかったりするんよ。

■まとめ

花山が警察官になって一番身に付いた事といえば、思ってもない事を平気で言える様になった事なんよね。

正直そんな自分に辟易とする事が多いんだけども、幸か不幸かそのおかげで不要な争いや諍いが自分が発端となって起きる事がほとんどないんよね。

花山は思ってもない事ばかり言うしょうもない人間なんだけども、逆を言えば、思っている事をちゃんと言える相手というのは自分に取って特別な人なんかなと思える様になったんよね。

嘘を付く事に正当性を持たせたいワケじゃないけども、状況に応じて付いて良い嘘を付くのは案外大切な事だったりすると思うんよ。

まぁ、信じるか信じないか、やるかやらないかはアナタ次第だけどもね。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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