【警察エッセイ】人はいつから悪に染まるのか
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の思想家。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、コストコには行った事あるかい?
『そんなコンビニ感覚で行く距離にコストコなんてねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、日本にコストコが襲来したのっていつなんだろうね?
Z世代を名乗りたいお年頃の花山は疑問に思った事はすぐにググっちゃうんだけども、Google先生によるとコストコは1999年に福岡県の久山市に第一号店をオープンしたとの事。コストコは日本における従来のスーパーマーケットとは異なり会員制を導入していて、会員証を持ってないと店内にすら入れないという事で、花山は『何なんソレ?』と鼻垂れ小僧の時に思ってたね。
何かの記事でコストコが万引き被害を防止する為の策みたいな記事を読んでいて、今回はそれにあやかって記事を書いていこうと思う。
■人はいつから悪に染まるのか
この世界の全警察官が一度は思う事。それは、何でお金を持ってるのに万引きをするんだという事。
被害を受けたお店が一番シンドイ思いをしているのは重々承知しているんだけども、警察官も勃発する万引き被害に辟易しているんよね。取り締まっていた側の人間が言うのは何だけども、その日暮らしの人が万引きをするのは100万歩譲って分からなくもないんよ。ただ、お金を持っているにも関わらず、万引きをしてしまうのは不思議で仕方なかったね。
そんな思いで仕事をしてるから『万引き犯を捕まえた。』と通報を受けて現場に行った時は被疑者に向かって『何してんだ。ふざけんなよ。』みたいな感じで言ってたね。しかも、万引きしたにも関わらず、運悪くバレたみたいな感じでいるのがさらに腹立たしさを増幅させていたんよね。
マジで時代が違えばチャカをはじいt・・・・・。
その後に色々と勉強をしていって、専門家曰く一種の病気ってコトらしいんよね。お金を持ってるのに万引きをしてしまうのは、日常のストレスや孤独感からしてしまうモノらしい。通常なら他の何かをストレス発散に利用しているのを、万引きというスリルで発散しているみたいな見解を見て、なるほどって思ったんよね。
だからといって、お店には多大な迷惑をかけてるし、警察にも余計な仕事を増やしやがってと思ってたから、厳しくはしていたけどね。
ハナシは変わるけども、古代中国の儒教の考えで『性悪説』という考えを荀子という人が唱えていたのは皆さんも歴史の授業で勉強したと思う。その考えについては、警察官の仕事を経験して花山も押す考え方になったのね。
反対の考えで孟子という人の『性善説』という考えがあるんだけども、警察の仕事をしていると性善説では説明が付かんと思う事が多々あったのね。
性善説と性悪説については学生時代に習った知識で話を展開させてるから、もしかしたら考え方や捉え方が間違ってるかもしれないけども、『性善説』=『生まれながらに人間は皆んな善の心をも悪の心も持っているが善悪の区別をして行動をする』、『性悪説』=『生まれながらに人間は悪の心を持っており善悪の区別をせずに行動をする』的な考えね。
花山も全ての人間が性悪説に当てはまるとは思わんけども、性悪説の人は結構いると思うんよね。花山もそうだけども、皆さんもお店で欲しい物があった時にこの商品高いなって思ったとしても万引きはしないじゃない?仕事やプライベートで腹立った事が続いたからといって腹いせで万引きしてやろうとか思わないじゃない?
その理由は、万引きをしたらお店の人に迷惑が掛かるとか万引きがバレたら会社をクビになったりするという事を理解出来ているからよね?
だけども、そんな当たり前な考えが出来ずに万引きをする人がこの世界には後を絶たないんよ。要するに善と悪の区別を付ける前に衝動が抑えきれなくなってしまってるんよ。
『万引き』=『犯罪』というのは誰でも知っている事であるに関わらず、それをしてしまう人で溢れかえっているのは人が生まれながらに悪の心を持っているという性悪説そのものであると警察官時代は結構強めに感じていたんよ。
■まとめ
コストコから儒教の考えまで展開させた自分に天晴れをあげたいけども、コストコを万引き防止という点だけで見た時に非常に優れたビジネスモデルだなと思ったのね。
花山も結構コストコに行ってるけども、確かにたまたまかもしれんけども、コストコ内で警察官がいる姿を見た事ないんよね。コストコには会員証がないと入れないという、閉鎖的なスーパーマーケットに見えるけども、そうでもしないと治安を護れないんだろうね。
そんな事をしなかったとしても誰でも自由に入れる様な世界になれると良いね。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。