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【警察エッセイ】現代のアマゾネスはツンデレ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の名前が思い出せない同級生。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、同世代の人と関わっていますかい?

『なんだかんだ同世代といる方が心地良いよな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、学校でいえば同級生だし、会社でいえば同期入社の人みたいな人達が同世代に当たるよね。同じ時代を同じ時間生きてきた相手ともなると、年代の離れた人と話す時よりも親近感が湧きやすいと思うのは花山だけじゃないはず。

だけども、会社とかだと同期といえども年齢が違う事も結構あると思うんよね。まぁ、年齢に差があれども、同期というのは『同期』というカテゴライズによって、年齢の垣根を越えた深い関係を作ってくれる様な気もするんだけどね。

もちろん花山がかつて所属していた警察という組織にも同期はいるんよね。今回はそんな感じのハナシ。


■現代のアマゾネスはツンデレ

花山は友達が非常に少ない事で有名なんだけども、警察官時代の同期はたくさんいたんよね。そう、同期は多かったんよ。

花山がいた都道府県警察は高卒枠より大卒枠の方が採用人数が多くて、花山は5流大学を卒業して警察官になったモンだから、高卒の人達よりかは同期の数は多かったのね。正確な数字は覚えてないけども、ざっと250人くらい。

そんな250人くらいいた同期も、警察学校を卒業する前には結構な数の人が辞めてしまって、卒業時には200人くらいだったんよ。その中には自分と同クラスの仲間もいたから短い期間でも厳しい日常を共にした同期が去っていくのは悲しかったんよね。

そんで、警察学校卒業後は同期の複数人で警察署に配属となったんだけども、花山が配属となった警察署には花山を含めて6人が行く事になったのね。

その中の一人に警察学校で同クラスのとある女性警察官がいたんよね。


いきなりだけども、皆さんは『アマゾネス』という言葉をご存知?

アマゾネスとはギリシャ神話に出てくる女性だけの部族のコト。というか、そんな事はどうでもよくて、その同期の本名を書くワケにはいかんから、まぁ、Aとでもしておこうか。以前、別記事でYさんという変人を紹介したけども、今回の記事はその第2弾的な感じ。

変人Yさんの記事はコチラ。

花山の同期ことAはかなり気の強いアマゾネスで、5軍の三冠王でド陰キャ花山とは本来出合うはずがない人種だったんよね。

Aとは同クラスでもあったから、警察学校の時から少しぐらいは会話をする事もあったんだけども、何をやってもとことん合わない事この上なしな状態。

花山が在籍していたクラスには6人の女性がいたんだけども、警察学校卒業後に配属となる警察署には『Aとだけは一緒にしないでくだしゃい。』と願うくらいウマが合わなかったのね。そんな花山の悲痛な思いは木っ端微塵に吹き飛ばされ、Aとは同じ警察署だけならまだしも同じ係にもなっちゃって、結局花山が別の警察署に異動となるまでのトータル2年半も関係が続く事になるんだけどね。

神は平等に不平等な試練を与えてくれるんよね。

そんで、Aとの2年間は色々と一悶着な日々だったんよね。

いや。一つじゃ済まない。一体、何悶着あったんだろうってくらい悶着しあったね。

嫌な事から、苦しい事から、なんでやねんって事まで。

てか、思い出しても嫌な事しかねぇじゃねぇか。どんだけミスマッチな同期なんだよ。

この記事をお読みいただいている方は多少なりとも警察の事について興味がおありだと思うんだけども、ハコヅメという作品はお読みなった事はあるかい?

ドラマ化もされた警察を題材にした作品なんよね。その作品内だと、結構同期愛が描かれている描写が多いんだけども、現実はそんなに甘くはない。例えば、女性には女性にしか起きない生理的現象が定期的に訪れるじゃん?

Aは『女性 目つき悪い』ってググると最上位にヒットするくらい目つきが悪いんよ。女性特有の生理的現象がどれほど身体に影響を与えるかは、当時母親以外の女性に触れた事がなかった花山からすると分からなかったんだけども、Aはフルスロットルな不機嫌の覇気を纏っていたんよね。

『5軍×ジュノンボーイ』という巡り合うはずのなかった性質を兼ね備えたいた花山は『Aさん!おはよう!』って爽やかスマイルで仕事の日には挨拶をしていたんよ。そしたらAは目つきを普段より鋭利にさせてまさかの無言。

別れる寸前5秒前のカップルじゃねぇのよ。

皆さんも、嫌いな相手が挨拶して来たらせめて返事くらいはするじゃん?

花山とAは別に仲が悪いワケじゃなかったんよ。花山は打たれ弱いから、そんなんですぐにションボリしちゃうのね。とは言えども、Aは昔気質の情に厚いお嬢みたいな一面も持っていて、基本的には花山がいつも虐げられる関係だったんだけども、悩んでる時とかには優しく『花っち。何か悩んでるの?相談乗るよ。』とか言って缶コーヒーとかをくれたりしたのね。

そんな映画版ジャイアンみたい事すんなよぉ。ただでさえ、ジャイアンぽいのがリアルさを際立たせるのよぉ。

逆に、花山もいつもイジメられるのび太くんじゃないから、Aが仕事で失敗して悩んでいる時とかはアドバイスとかしてあげてたんよね。

そしたら、『花っちのくせに生意気。でも、ありがと、気を遣ってくれて嬉しい。』とか言うんよね。

ツンデレ属性も装備しとんのかい。属性が盛られ過ぎてんのよ。

Aは花山の事を揺さぶって心を掻き乱してくる相手だったんよね。だから花山もAの事を放っておけなかったんよ。

■まとめ

ここからAとの警察ラブストーリーが始まればドラマみたいだったんだけども、恋愛要素のエッセンスを恋の神様が入れ忘れたのか、花山とAの関係には全くそういうのがなかったんよね。

恋物語を期待していたアナタ。残念。というか警察官が恋人なんて嫌。

今度、警察官が異性の警察官と付き合う事について書いてみようかなと思う。気が向けばだけどね。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。

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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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