【警察エッセイ】希望を打ち砕く

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の採用担当。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、誰かを雇っていますかい？

『俺は生まれながらの雇われ側の人間だよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、皆さんの中には会社を経営していて誰かを雇う立場であったり、サラリーマンだけども人事担当で誰かを採用するかどうか決める立場の人もいるかと思う。

花山はナチュラルボーンの平社員で誰かを雇うという経験がないんよね。

採用担当の方がどんな仕事をしているかは分からないけども、何となく大変な仕事という事は分かるんよ。採用担当としてヤバい人を採用するワケにはいかないけども、筆記試験だったり、面接試験だけではなかなかその人の人物像まで掴むのは難しいよね。それでも、数少ない情報で人を採用しなきゃアカンのは大変だと思う。

昨今では数多の転職サイトがあって、花山も今の職業は転職サイトで見つけたんだけども、一方で転職サイトがそれだけ存在するって事はそれだけ『転職』が行われているって事の裏返しでもあると思うんよ。花山は転職経験がある身だから転職に対してマイナスイメージはないけども、まだまだ転職に対して良くない印象を持っている人はいるよね。

そんで、転職とはベクトルが違うハナシになるんだけども、花山がかつて所属していた警察という組織は今現在、非常に深刻な人手不足に苛まれているのね。

定年退職する人の数が多いのはもちろん、花山の様に途中でリタイアしちゃう人もいれば、そもそも警察官を志願する人も少なくなっているんよね。その為、警察組織は警察官を志半ばで辞めてしまう人を減らす為に、採用段階でいかに警察組織が手厚くフォローするかを謳っているんだけども、花山からすればそんな事は焼け石に水にもならないと思っているんよ。

内部にも問題は大アリだけども、一番問題なのは外部なんよ。

■希望を打ち砕く

警察官を目指す人が減っているといえども、採用予定人数を割り込むほど志願者数が減っている状況ではないんよね。

というよりかは、厳密にここ数年の各都道府県警察のデータを取ったワケじゃなくて、各都道府県警察が採用に四苦八苦しているってニュースを見たから、それに基づいて花山の独断と偏見で語らっているんだけども、先程の通り、問題は内部じゃなくて外部だと思っているのね。

花山自身そうだったけども、そもそも身内や知り合いに警察官がいない限り、警察内部の状況なんて分かんないじゃない。そんな状況で、いくら警察組織が警察官になりたいって人達に、『こんなに手厚くフォローしますよ。』って言っても、『いや。今までどんだけ劣悪だったんや。』って思うだけじゃない。それに、いくら志願者数が減っているからといって、実際に採用された人達が辞めていかなければ被害は最小限に食い止められると思うんよ。

要するに今の警察組織は志願する人も少ない上に、辞めていく人も多いという最悪な状況なのね。

じゃあ、なんでそんなに人が辞めていくかっていうと、人間関係とかクソみたいな上司のパワハラとかの内部の問題もあるんだけども、花山はそれよりも外部の方が問題だと思うんよね。

そんで、外部の問題が何だって言うと、警察が仕事で相手にする人間である、犯罪者やクレーマーの質がどんどん悪化しているって事なんよ。

花山はまだまだピチピチの20代だから昔の事は分かんないけども、昔は犯罪だってもっと単調だったはずなのに、今は複雑になり過ぎて一つの犯罪を処理するのに膨大なエネルギーを使うし、犯罪者相手もホントに子猫でも扱うかの様に慎重に扱わないとアカンのね。

そんで、警察組織は非常に様々な方々に嫌われていて、花山的には政治家のアンチより警察のアンチの方が多いと思えるくらい。そのクレーマーさん達もどこで浅知恵を付けたのか分からんけども、権利だ何だと騒ぎながらスマホで警察官を撮影してホントにやりたい放題。

皆さんがされている職業も色んなアンチやクレーマーの人達がいるかと思うけども、そんな中でも警察みたいな組織で働きたいと思う？

花山は耐えられなかったね。

■まとめ

結論としては、これから先も警察組織は深刻な人手不足にどんどん陥っていくと思う。

でも、コレって皆さんの生活にも関わってくる深刻なハナシで、警察の人手が少なくなれば当たり前だけども組織としての質は落ちていくんよね。今までは人海戦術で何とかなっていた事がこれから先どうにもならない状況になる事も増えていくと思う。

皆さんが、事件に巻き込まれた時に、皆さんの前に現れた警察官の数と質は深刻な状況になっているかもしれない。

暗いハナシだけども、コレが警察組織の現状なんよ。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。