【警察エッセイ】カシツなショウガイ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のミニチュアダックスフンド。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、犬は飼っていますかい？

『犬っじゃなくて家族って言えや、この野郎。』というツッコミは置いておいて、犬に関わらず、飼っている動物を人間の家族と同様に扱わないと暴れ散らかす人って一定数いるよね。

別に挑発するワケじゃないんだけども、犬は犬だし、猫は猫だし、人間は人間やろって花山は思っているんよ。もちろん、それだけその動物の事を大事にしているって事は理解出来るし、動物虐待なんてあり得んやろって思うけども、過剰過ぎる人っているやん。『お宅で飼われている犬が〜』みたいな感じで話したら『犬じゃありません！！！家族です！！！』ってフルスロットルで怒りメーターが振り切れるのはコチラとしても怖いやん。

その動物はその動物として最大限の尊重をしてあげるのが一番エエんやないと花山なんかは思うけども、人それぞれの考えがあって良いモンでもあるよね。

まぁ、そんな動物は家族かどうか論争をしたいワケじゃなくて、皆さん、自分が飼っている以外の犬に追いかけられたり噛まれたりした経験ってある？

花山は人生で2回他人が飼っている犬に噛まれた事があって、1回追いかけ回された事があって、3回くらい野良犬とタイマンした事があるんよ。

この経験が花山がそんなに犬を好きになれない理由でもあるんだけども、あんまり知られていないんだけども、自分が飼っている犬が他人を噛んでケガをさせたら犯罪になるって事を皆さん知ってた？

それが今回のテーマである過失傷害なんよね。

■カシツなショウガイ

刑法第209条で制定されている過失傷害罪。

言葉からも分かる通り、『過失』で他人に『傷害』を負わせた時に問われるモノなんよね。だから、自分が飼っている犬が他人を噛んでケガをさせたら、この罪に問われる可能性があるんよ。

『え？それって犬がやった事だから自分は関係ないんじゃないの？』と思われた方。犬を人間の様に思っている人には残酷な事を言うけども、法律上では犬や猫といった飼育されている動物は『物』として扱うのね。コレは花山が思っている事じゃなくて、法律として定められているんよ。だから、法的責任は犬ではなくて、その監督責任者である飼い主にあるのね。

花山は実際に警察官時代にこのケースに当たった事があるんよ。

とあるマンションで子供が犬に噛まれたという通報が入ったのね。現場に行ったら噛まれた子供と花山達警察官を威嚇する犬がいたのね。そんで、その犬には首輪が付いていたんよ。すぐに報告して、自宅から犬がいなくなったって通報を入れている人がいないか探してもらったのね。そしたら、花山達が現場に駆け付ける少し前に犬が家からいなくなったって通報をした人がいたんよ。

その通報者にすぐに現場に来てもらって確認してもらったら、いなくなった犬だったのね。だからといって、一件落着とはならない状況だったんよ。子供が噛まれてケガをしていたから、ひとまず病院に連れて行く必要があったんよ。　

結果として子供の親御さんが事件にするつもりがないと望んだから事件にはならなかったんだけども、犬の飼い主の感じがすこぶる不快で、あたかも自分は悪くない感じで、なんなら犬が可哀想みたいな感じだったんよ。さすがにカチンと来たから『アナタがちゃんと見ていなかったから犬が抜け出してこの子がケガしたんですよ。事の重大さを理解してます？』ってガツンと言ってやったのね。

花山の様なジュノンボーイポリスが思ったよりも覇気のある声で言ってきたから飼い主もショボくれていたけども、どんだけ自分にとって犬が大切な存在だったかは分からんけども、他人を傷付けた事実を反省しないのは飼い主としてというよりかは人間としてアカンやろって思ったんよね。

■まとめ

なんで、こんな愛犬家達にバッシングされそうな記事を書いたかというと、皆さんも人生で経験があるかもしれないけども、道いっぱいに広がって犬の散歩をする人と遭遇する機会がここんところ多かったからなんよね。

犬の散歩はぜひとも犬の為にやってもらいたいんだけども、道いっぱいに広がって散歩するのはさすがにアカンやん。世の中には犬が苦手な人は沢山いるし、何より通行の邪魔なんよね。コレは花山の偏見なんだけども、道いっぱいに広がって犬の散歩をする人って周りが見えてないから後ろから車や通行人が来ても我関せずみたいな人が多いイメージなんよね。自分にとっては人間の家族の様に大事かもしれんけども、他人からしたら犬は犬なんよね。

今回はそんなマナーを守れない人から着想を得た花山の恨み回的なハナシでした。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。