【警察エッセイ】経験マウント
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の嫌いな上司。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、経験は豊富ですかい?
『あんな事やこんな事まで経験し尽くして疲れちまったぜ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、人間って生物は日々経験を積み重ねていくモンよね。
花山も何とかかんとか30年近く人間をやらせてもらっていて、酸いも甘いも経験させてもらっているんよね。
当たり前だけども、歳を重ねている人の方が陰毛が生えてないガキンチョ共よりも経験は豊富で、それ故に経験で偉そうに語っちゃう人が皆さんの周りにもいたかと思う。
経験を語る事は何も悪い事じゃないし、むしろ必要な事なんよね。
まだ何も知らないシャバ僧共に経験という財産を惜しみなく伝えてくれる人は貴重だし、経験を語る人がいなくなると人類は同じ過ちを何度も何度も何度でもドリカムみたいに続けちゃう事になるんよ。
仕事でもプライベートでも経験を語ってくれる人のハナシには絶賛耳を傾けるんだけども、話し手が経験を語ると言うよりかは偉そうだったり武勇伝を語るみたいな感じだと聞くに耐え難い時もあったりするんよね。
今回はそんな経験はマウントを取る為じゃないハナシ。
■経験マウント
マウントって言うと何だか意地悪い言い方だけども、皆さんも話し手が経験をもとに『自分はお前よりも上だからな』みたいな事をされた経験がある人もいるかと思う。
花山も警察官時代によく経験マウントを取られた事があって、警察の仕事っておそらく皆さんが想像する以上に業務が膨大だから、ベテランでさえ経験がない事もあったりするのね。だから、花山みたいなシャバ僧なんかはホントに何も経験していない様なモンだったのね。
皆さんが滅多に経験しない事が実は警察官にとっても滅多に経験しない事であったりする時もあるんよ。
そういう時に経験豊富なベテランが活躍する時だと思うんだけども、性格が中○彬のマフラーみたいに捻れている警察官は『お前そんな事も経験してないのか。何やってたんだよ。』とそんなん言ってもしゃあないやんって事を言ってきたりするんよね。
確かに経験していないからと言って出来なくていいワケじゃないのは正しいけども、誰だっていくら事前に勉強したりしていた事でも、いざ経験していない事が起きたら焦るじゃない。そんな時にさり気なくフォローするのがベテランの努めだと思うんよ。ソレを逆に圧を与える事を言うのは仕事の精度を落とす事になると思うんよ。
優しさだけじゃ人は成長しないから厳しい事や時も必要なんだけども、逆に厳しさだけでも人は成長しないと思うんよね。
経験は自分のチカラを誇示する為のモノじゃなくて、後世に同じ過ちをしない様にしたりどうすれば上手くいくかを伝える為のモノなんよね。
■まとめ
花山のひん曲がった性格もあるけども、会話の中ですぐに『俺の時はな〜』みたいな、聞き手からしたら自分が生まれる前のハナシをされてもどうしようもない感じで話し出す人があんまり好きじゃないんよね。
『自分はそんな大変な時代を乗り越えたから凄いだろ?』った事を言いたいんかなって思うのよ。時代が変われば、やる事も考え方も変わって然るべきやん。経験を自分ベースじゃなくてあくまで事実ベースで話してくれる人の経験談は為になるし、何より経験不足な人達はそういう人にハナシを聞きにいくんよね。
経験を語るのは誰かの為にするという思いがないとアカンのよね。
今回は以上となります。
記事のサポートをしていただけますと今後の活動の原動力になりますので何卒よろしくお願いします。
コメント欄に感想•質問をしていただけると嬉しいです。
そんじゃ待ったねぇ。