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【警察エッセイ】アングラ界の精鋭達

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の近所のオジサン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、家の近所に有名な人はいますかい?

『ある意味有名な人はいるなぁ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、花山はちょっと前に引っ越しをしたから、まだご近所付き合いはしていなくて、そうでなくても今の時代だと昔に比べてご近所付き合いをしない様な流れにもなってきているよね。

ただ、実家に住んでいた頃は割りかしご近所さんとも交流があって、少なくとも名前くらいは知っていたんだけども、今は防犯面の事を考えると素直に近隣住民に名前を教えるのはちょっと躊躇うよね。

そんな全開しているATフィールドをぶち破って結果的に仲良くなるケースもあったりするけども、実家に住んでいた頃は母親から『近所の誰々さんは〜』とか『あそこに住んでいるあの人は〜』の様な事を言っていた事から、近隣住民ガチャがいつも上手くいくとは限らないんだなと思う。

それこそ引っ越し先を決める時に近隣住民の民度というのは重要な要素の一つだよね。

家賃が安いからって安直に決めて住み始めたものの、隣の部屋や上の階の部屋の人が難有りなんてハナシを皆さんも一度は聞いた事あるんじゃないかな。

それから導かれる様に、悪い意味で周りで有名になってしまう人というのがこの世界にはいるんよね。

花山も警察をしていた時に警察的に有名な人達と出会ってきたんよ。


■アングラ界の精鋭達

警察の世界にいると『通報マニア』と呼ばれる人達と出会う事が多々あるんよね。

最初に言っておきたいんだけども、そもそも通報する事は決して悪い事ではないんよね。

実際に花山も警察官をしていた時は『ちょっとの事でも遠慮無く通報してください。』とか言っていたし、『迷惑を掛けてしまうかなぁ?』とか『これくらいの事で通報する事もないか。』という事で、通報を躊躇う方がそこそこいるのね。その迷いが大きな事件を引き起こすトリガーともなり得るから、そういった良識のある方にはじゃんじゃん通報してくださいと言ってきたんだけども、中には警察を何でも解決してくれる無料のトラブルバスターか何かと勘違いしている方もいたんよね。

緊急を要してないのに110番をもこみちが使うオリーブオイルの如く使う奴。『警察は税金から給料が出ているから無料のトラブルバスターだと?お前らもトラブルを発生させている要因なんだよ!!!』

昨日見た不審者っぽい人の目撃情報を今になって通報して来た奴。『なんでその時に通報しないんだよ?こっちからするとお前さんの方が不審者に見えるぞ!!!』

何べんも何べんも通報入れてきたくせに警察官が行ったら玄関から出て来ない奴。『一体何がお前に通報をさせるエネルギーになってるんだよ?言っとくが警察はデリヘルとちゃうからチェンジは出来へんぞ!!!』

通報で現場に行ったら法律の条文を早口で雄弁に語る奴。
『さすがにキメェって。その熱量をもっと他の事に使えてたら、お前さん無職じゃなかったのにな!!!』

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文章が荒れちまったぜ。

今思い出しても、むかつく通報マニア達の顔が思い出されるんよね。自分の脳内メモリを無駄にしているだけだから、さっさと忘れ去りたいんだけども、なんでああいった人達の顔に限って忘れられないんかね。

そもそも110番通報は『緊急通報』なんよ。

ホンマにそんだけ通報する事を意気に感じる正義感があるんなら警察官に向いてると思うんよ。警察官になれば、好きなだけ世の悪を取り締まれるんよ。まぁ、実際にやってみたら忙しすぎてそんな事やっている暇もなくなるんだけどもね。

この様に通報マニアは警察から心底嫌われるから、本当に必要だと思ったら躊躇なく通報してほしいんだけども、何度もしょうもない事で警察を呼ぶ人達を警察サイドは把握しているから、こちらもまともに相手してやらん様になっていくんよね。

あと、ちょっとハナシが逸れるけども、警察の内部に知り合いがいるって偉そうに豪語する人達へ。『警察官と仲が良いと本気で思ってたらマジで恥ずい事だから言うのやめときな。自分は頻繁に警察にやっかいになっていると言ってる様なもんだから、それって人生の汚点だからな。』

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グチが止まらないから、そろそろハナシを変えよう。


通報マニアとは違って、次はガチモンの人達。

いわゆる犯罪を生業としている人達。

彼らは輝かしい犯歴を持っていて、家族といるより我々の様な法的機関で働く人達といる時間の方が長いんじゃないかって思うくらい頻繁に捕まるんよね。なかなか普通に生きていたら関わる事のない人達なんよ。彼らはある意味では芸能人や著名人より警察の世界では有名人なんよ。同年代の人達がアイドルを追っかけている時に警察官は犯罪者達を追っているんよ。

彼らはホントに恐ろしいのよ。

人を見た目で判断しちゃいけないっていうけども、見た目を見たら、そりゃ何かはやってるよなって人ばかりだもん。純度が非常に高い悪というモノは、自分の内だけに留めておくのは難しいんだろうね。

花山はそこそこ大きくて忙しい留置所で看守を経験していたから、警察的有名人とちょいちょい留置所内で戯れていたんよ。マジで有名人やんけと思ったのは極道の親分達。

普通に週刊誌に名前が乗ったりする人達もいたし、毎日の様に全国から献上品が届いたりと悪名の高さが伺えたね。

■まとめ

『悪名に勝る無名なし』とはよく言われるけども、それは使い方次第だと思う。

有名のなるのは凄い事だけども、その質が間違った方にいってしまうとただの害悪となるんよね。

人間には客観視する事が出来る素晴らしい能力があるんだから、それをふんだんに使って、そのバイタリティを使いこなせば、絶対に他でもうまくいくのになと警察官の時も警察官を辞めた後も感じてるんよね。

花山も早く有名になりてぇなと思う今日この頃。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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