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【警察エッセイ】そして誰もいなくなんねん

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の管理職。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、部下を持っていますかい?

『部下がいねぇ1人だけの部署勤務だぜ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、同じ組織で働き続けていると否が応でも部下を持つ事ってあるよね。

いわゆる中間管理職ってやつ。

部下の面倒を見て時に切磋琢磨しながら働く一方で、上司からの厳しい叱責やノルマを科せられたりして上の面倒も下の面倒も見なきゃアカンのが中間管理職の辛いところだよね。

まぁ、花山は中間管理職になった事がないから分からんけども。

そんな花山も含めて今の若人達は役職を上げたがらないらしいね。

給料は大して上がらないのに仕事量と責任だけは増えて、そんな日々に頭皮の毛根はやられ、減っていく貯金とは反比例して腹の贅肉が蓄えられ、職場でも家庭内でもデフォルトで悪口を言われるぐらいだったら、役職を上げずに言われた事をやっている方がマシだよね。

今回はそんな役職って何のために上げるんなハナシ。


◾️そして誰もいなくなんねん

警察組織は言わずと知れた階級社会。

高卒や大卒、巨根や粗チン、爆乳や貧乳関係なく己の実力で階級を上げられるのが警察の階級システム。

まぁ、ある一定の階級以上になると別の要素も必要になってくるんだけども、10年もあれば一つの係を束ねるくらいにはなれるんよね。

そんな一つ階級違うだけで強烈な格差が生まれる警察組織だけども、階級を上げたがらない人が多いっていうか、ほとんどの警察官はせいぜい1番下の巡査の1つ上の巡査部長くらいで警察人生を全うするんよ。

階級を上げない理由は人それそれぞれだけども、おそらく1番の理由は責任が増えるのが嫌だからだと思う。

役職が上がれば一応給料は増えるんだけども、仕事量と対比した時にあんまり見合った上がり方はしないんよね。

それに階級社会といえども、公務員である以上は年功序列の色が強くて自分より階級が下のオッサンの方が高給取りなんて当たり前。

他と一緒で給料と責任の事を考えると中間管理職になりたがる人は少ないんよね。

それに警察は階級を上げるためには昇級試験に受からないとアカンから、どれだけ優秀な人材でも強制的に階級を上げさせるのが出来ないんよ。

画期的な考えがあるワケじゃないけども、多くの人間が階級を上げたがない状況っていうのは組織力の低下に繋がるし、現存の階級上位者達に掛かる責任が増えていく一方になるから、体制そのものを変える過渡期なんかもしれんね。

『俺に文句を言いたければ俺より階級を上げろ。』とか『巡査部長くらいが責任がないし巡査をこき使える。』とかそんな事ばっかり言っていたら気付いた時には誰も責任を取る人がいなくなっているかもしれないんよね。

◾️まとめ

年功序列システムはあって然るべきモノだと思うけども、責任者や管理職とその他大勢の有象無象とは明確に差を付けるメリットがないとアカンとも思うんよね。

年功序列っていうのはあくまで同等の役職間で適用されるモノであって、役職が違うのに年功序列色が強いっていうのは変えるべきだと思う。

警察で例えるならば、巡査部長になったら巡査が貰える最大額の基本給を貰える様に保証するとか。

そうすれば少なくとも給料面で階級上位者が階級下位者を下回る事はなくなるんよね。

何より多くの人間が階級を上げようする環境を生み出せるから組織力の向上にも繋がって一石二鳥だと思うんよね。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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