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【警察エッセイ】転職ポリス

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の転職エージェント。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、転職をした事はあるかい?

『一つの会社で骨を埋めようと思ってんよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、花山はちょっと前に警察官を退職して、今は真っ当な身体でシャバで働いているんだけども、昨今は転職ブームよろしくな感じで、転職して当たり前の様な雰囲気な社会になっているよね。

もちろん、最初に就職した会社で最後まで職務を全うする方も大勢いると思うから、一概に転職こそ正義とは思わないけども、花山の考え的には色んな事をやった方がオモロいやんというのは建前で、めちゃんこ飽き性だからビタビタに慣れきって一つの組織でダラけるくらいなら転職しちまえよって感覚。

諸説あるから間違ってたらすまねぇハナシだけども、昭和前半の戦前とかって今以上に転職が当たり前の時代だったそうなんよね。雇用主と雇われ主という形は元々あったけども、法整備が全然行き届いていない時代だったから、より良い条件の所に行こうという考えがあったそう。それに加えて、今でいう個人事業主が強かった時代でもあって、自分で商売をやった方が稼ぎが良いって事もザラにあったそうなのね。そんでもって、戦後の時代になって政府とGHQの下で労働関係の法整備が進み、現代の法律の骨格となるモノが出来上がっていったそう。

だから、一つの会社で勤め上げる終身雇用的な考えって実は歴史としては結構新しい概念なんよね。

戦前に個人事業主の方が強かった事から雇われ主側の権利も手厚くしようとした事で、日本では終身雇用でサラリーマンの方が安定しているという考えが定着していったとの事なんよ。まぁ、時代って巡り巡ってんだなと思ったね。

そんで、花山の個人的なハナシに戻すと、ありがたい事に、過去に警察官をやっていたと話すと興味を持ってもらえる事が多いんよ。だから、今回は警察官という経歴が転職に及ぼす影響についてのおハナシ。


■転職ポリス

ウワサだったりネットだったりで知っている方もいるかもしれないけども、警察官ってまぁまぁ離職率の高い仕事なんよね。

その一方で、他の職業から警察官になる方もまぁまぁいる仕事なんよ。

コレは警察の仕事が持っている二面性で、警察官は公務員だから経済状況に左右されず給料は安定しているんよ。それに加えて、警察官とかの業務上身に危険が及ぶ機会が多い公務員は『公安職』という括りで分類されて、役所とかの『行政職』の公務員と比べて、基本給が高めに設定されているのね。といっても、目を見張るほど高いワケじゃなくて、ちょっと多めに貰ってるねって感じ。だけども、基本給が高いという事はボーナスの時に恩恵が受けられやすいから、総じて給料を多く貰いやすい公務員の一つなんよね。福利厚生も手厚くて、何かあった時に助けてくれる制度が多くあって、家庭を持った時とかはそこそこの企業くらい手厚い補償が受けられるんよ。

一方で、その仕事の特性から、警察官を続けるのが困難になり花山の様に途中で警察の世界から退く人も多くいるのね。

不規則な勤務で、業務内容も熾烈を極める事がほとんどだから、日常的に過大なストレスやプレッシャーに晒されて、精神的にタフでないとしんどいのは間違いないのね。

花山もたった5年だけども、夜も眠れないほどストレスやプレッシャーに苛まれた時もあって、辞めた時にはこんなにも解放感を感じられるのかってレベルではしゃいだモンよ。ホントによく5年も持ったと思う。

5年もやってると多少は警察組織の事について詳しくなるから、普通にシャバで働き始めてからは色んな人に警察の事について聞かれる様になったんよね。


ここから本題。

警察官の仕事内容は正直な所、他の仕事に転用し辛い事がほとんど。

逮捕手続きや令状請求のやり方なんて、普通に生きてたら何の役に立たないし、業務が専門的過ぎて汎用性があんまりないのね。だけども、花山は警察官をやっていたおかげで、身に付いた能力が沢山あるんよね。

コミュ力なんて警察をやっていなかったら皆無な人生だったと思う。

警察の仕事は老若男女問わず、面識の無い人達から話を聞いたり、協力してもらわないと成り立たない仕事だったから、何とか喰らいついて仕事をしていたのね。そのおかげで、急にどんな人と話す事になっても何を話せばいいか分からないって事はなくなったのね。

コレって結構強い能力だと思ってて、普通に働いていると、めちゃくちゃ相手にし辛い人と仕事をしなきゃアカン場面ってあると思うのよ。そういった時に警察官時代の経験が役に立って、ビビったり臆する事がないんよね。

そりゃ、常識が通用しない人達を相手取って仕事をしていたから怖いモンなしよ。

刃物を持った奴と対峙した事もあるし、極道と鼻先数センチの距離で怒号を響かせあった事もあるし、一般社会で普通に働いている人の時点で善人って感じ。だから、転職の時はその辺をふんだんに使いまくった。スキルは全く無いけども、対人ならお任せアレって感じで転職活動を進めていたら、何だかんだ上手くいったんよね。

警察官って経歴はなかなか強いと思う。

興味の惹き方がエグいし、話せるエピソードも激強なモノを大体の警察官が持っているから話す事に困らないんよ。

だから、警察官という経歴が転職に及ぼす影響としては、不祥事とかで辞めていなければプラスになってもマイナスにはならないと思う。

■まとめ

大転職時代において働き方も大きく変わったよね。

花山も一つの所で留まろうとは考えてなくて、常にやりたい事を探して働き方も変えたいと思ってる。

昨今は不況の煽りで会社の給料だけじゃ食べていけなくてWワークや副業とかも当たり前の時代だよね。

苦しい環境の人達もいるかと思う。花山からは大した事は言えないけども、一緒に頑張ろう。

足掻いて足掻いて足掻きまくれば必ず突破口は見つかるよ。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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