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【警察エッセイ】悪人は善人の顔をして近付いて来る

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の悪人。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、善人ですかい?

『神様もドン引きするくらい善人だぜ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、この世で生きていくには善人な要素もないとアカンよね。

花山は自称善人だけども、悪人には巡り巡ってしっぺ返しが来ると信じているし、善人が救われない世界なんてそんな希望もない世界は嫌だよね。

花山は過去に警察官をやっていたんだけども、警察官という仕事をしていると基本的には悪人と出会う事ばかりなんよね。

悪人同士でやり合ってお互いに潰れてくれたら凄く良いんだけども、残念な事に悪人は悪人じゃなくて善人をターゲットにするんよ。

そんな非道でこの世の消し炭となって消え去ればいい悪人だけども、悪人は善人の顔をして近付いて来るって事を警察官になってからより分かったんよね。

今回はそんな中身のない善意に騙されたら駄目なハナシ。


■悪人は善人の顔をして近付いて来る

悪人が悪人の顔をして近付いて来たら防衛策って取りやすいよね。

普通に怖いけどナイフを持って近付いて来られたら身構えられるけども、いかにも善人な顔をして道案内を聞く様なスタンスで近付いて来られたらなす術なくプスッと刺されちゃうじゃない。

詐欺とかなんてまさに善人のフリをした悪人の所業だよね。

『アナタのためです』。

目の前の人間は自分を助けてくれる救世主の様に美辞麗句を語るけども、その中身は善意の欠片もない人の人生を食い物にする事に抵抗のない人間の言葉なんよね。

花山は留置所での勤務経験があるんだけども、留置所にいるとこの世の中って根拠のないモノで成り立っているんだなと思ったんよ。

普通に街中を歩いているオジサンやオバサンがとても同じ人間相手にするとは思えない様な犯罪に手を染めて、留置所内で善人かの如く生活を送っているんよね。

基本的には不必要なハナシは留置人とはしないんだけども、あまりに不躾な態度をしても要らぬ揉め事を引き起こすだけだから留置人とも軽い世間話ぐらいはする事があるのね。

看守相手だからか分からないけども、ホントにコイツがあんな犯罪をやったんかと思わせられる様に話す留置人もいたんよ。

コチラはソイツがどんな犯罪をやったか知っているから上っ面の態度で絆される事なんてないけども、裏事情を知らない人からすればごくごく普通の人間として接する他ないなと思ったんよね。

留置所という特殊な場所で働けたおかげで人間には往々にして善意の裏に何かがあると知れたのね。

別に善意の裏に何かがあるのが悪い事じゃないと思うんよ。

自分の善意に対して何かしらのかリターンを期待するのは人間の性だし、純粋に相手の事だけを思う善意を求めるのは難しいハナシなんよね。

皆さんも毎日の様にニュースで詐欺事件を観るかと思う。

今の時代は世知辛いけども誰かが誰かを騙すのに何のためらいもない時代なんよね。

自分は騙されるワケない。

そんな考えを持っていたら足元を掬われるかもしれんのよね。

■まとめ

悪人達って皆さんの事をよく見ていて、絶妙なタイミングであたかもアナタを救いに来ましたって感じで近付いて来るのね。

藁をも掴む願いで頼った先に更なる悪夢が待っていたなんてドラマみたいなハナシだけども、現実世界でも皆さんのすぐ周りでもそんなドラマみたいな事が今も起き続けているんよ。

疑う事の重要性が上がり続けているのは嘆かわしいばかりだよね。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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