【警察エッセイ】止まりたくても止まれない
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のブレーキ。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、ブレーキペダルを踏んだ事はありますかい?
『今世紀一番の意味不明な質問だな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、自動車・バイク・自転車などなど、車と呼ばれる物のほとんどにはブレーキ機能というのが備わっているよね。
ブレーキという動力を弱める機能があれば逆に動力を強めるアクセルも車には備わっていて、昔の天才達のおかげで我々人類は豊かな移動手段を駆使して日々生きていけているんよね。
ところで、なぜブレーキという物が存在しているか皆さんは考えた事はありますかい?
答えは『動きを止めるため』という至極真っ当な答えなんだけども、世の中にはアクセルはかけまくるのにブレーキは全然かけない人達が一定数いるんよ。
皆さんも子供の頃とかに、自転車で坂道をブレーキをかけずに下るといった、時をかける少女みたいな事をした事がある人もいるんじゃないかな?経験がある人は分かると思うけども、アレって急に止まろうと思ってブレーキをかけてもすぐには止まれずに数メートルぐらいブレーキをかけてからも進むんよね。そんで、コレを大人になっても自動車でやる人がいるんよね。
今回はそんな止まりたくても止まれないハナシ。
■止まりたくても止まれない
空走距離・制動距離・停止距離。
自動車学校に通った事がある人は一度は聞いた事があると思う言葉達。
一つずつ説明していくと、空走距離とはブレーキをかけようと思ってから実際にブレーキをかけるまでの距離、制動距離とはブレーキをかけてから実際に止まるまでの距離、停止距離とは空走距離と制動距離を足した距離の事なんよね。
なんだか眠たくなる様な説明だけども、車を運転する人達が必ず持っておかないとアカン距離の感覚だと花山は思うんよ。
ちょっと見にくいけども下の資料を見てほしい。
グラフが見にくくて、なぜか英語表記の物をそのまま使っている所に作成者のセンスが窺えるけども、簡単に説明するとグラフの縦軸が速度で横軸が距離。そんで、棒グラフの薄緑が空走距離で濃緑が制動距離を指している感じ。
思っている以上に止まりたくても止まれないよね。
グラフには記載がないんだけども、コレはあくまでもタイヤの状態・天候・路面状況が良い状態での数値。タイヤがツルツルで雨で路面も湿潤していたらこの距離はもっと長くなるんよ。だから、日々のタイヤの状態のチェックは必要だし、何より車間距離はしっかりと取らなきゃアカンのよね。
どれだけ反射神経が良くても、どれだけ車の性能が良くても、どれだけ車の停止距離について詳しくても、止まりたくても止まれないのが車という事を全てのドライバーが把握しとけばこの世界から交通事故はグッと減るんよね。
■まとめ
今回のハナシで少しでも日々の運転を気を付けようと思えてもらえたら嬉しい。
世の中にはスピードを出したり車間距離を詰める事を快感と思える頭がイカれた人達が沢山いるんだけども、花山自身もそうだし皆さんもこういったヤバい人にはならないでほしい。
そんなに急いで運転しなきゃアカンのなら早く出発すればいいだけのハナシだし、そんなに距離を詰めて走りたいなら交通量の少ない道路を走ればいいだけのハナシ。
結局自分の運転技術を過信している人が問題的な運転をするんよね。
ぜひとも安心安全なドライブライフを送ってくださいな。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。