【警察エッセイ】二世ポリス
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の二世タレント。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、御両親は何のお仕事をしていますかい?
『俺は天涯孤独だから親なんていねぇ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、親が何の仕事をしているかで割りかし子供の生活って変わるよね。
一般的なサラリーマンならそんなに波風が立つ事もないだろうけども、転勤が多い仕事の親だと転校を何度もするだろうし、大企業のお偉いさんとかだとほとんど親が家に帰って来ないなどなど、いくら自分次第と言えども親が何を生業にしているかで子供の人生は左右され得るよね。
花山の親は父親が夜勤もある仕事をしていて、母親が普通のパートをやっていたんよ。だから、一般的なサラリーマンと違って土日に必ず父親がいるって事はなくて、何ならゴールデンウィークや年末年始でさえもいない事がザラだったんよね。
じゃあ、寂しい幼少期を送っていたかと言うとそんな事もなくて、花山は変に冷めたクソガキだったから父親がいなきゃいないで、『それはそれで別に』ってあの頃の沢尻みたいな感じだったんよね。
親がやっている仕事が子供にとってかなり身近なモノであると思うけども、だからといって、親がやっている仕事と同じ仕事を選ぶ人は少ないと思うんよ。
だけども、とある組織は子が親と同じ仕事を選ぶ、いわゆる『二世』がとても多いんよね。
その組織の名前は警察って言うんだけども。
■二世ポリス
正確に統計を取ったワケじゃなくて、花山がいた都道府県警察のハナシね。
花山は警察学校に大卒枠として入校して、同じ大卒枠の同期がだいたい200人くらいいたんだけども、肌感的には2割〜3割くらいは親又は親戚が警察官って感じだったんよね。風のウワサで二世警察官が多いとは聞いていたんだけども、ホントに多かったんよね。警察組織全体だとどうかは分からないけども、それでも同期全体の中で2割〜3割が二世という組織は少ないと思う。
そんで、なんで警察組織は二世が多いかと言うと、よく言われるのが採用時における信頼の担保がシッカリとしているからなんよ。
警察組織というのはヤ○ザもドン引きするくらい職員の骨の髄までしゃぶり尽くす様な組織で、警察組織は職員の家族構成を完璧に把握しているのね。
警察組織は不祥事ばっか起こしていると思われるけども99.9% の警察官は真面目に働いているんよ。もちろん身内から犯罪者が出ない様にするんよ。特に子供には犯罪を犯させない様に厳しく躾をするだろうから、花山の感覚だけども、警察官の子供は多少ヤンチャだとしても一線は越えないってイメージ。
そもそも警察官に限らず公務員は何親等までか忘れたけども、犯歴がある人か実刑を喰らった人が親族にいた場合、その職に就けない事が法律かなんかで定められているんよね。それに加えて、花山自身ホントかどうか分からないんだけども、警察官は他の公務員と比べて親族の適用範囲が広いというハナシがあるのね。つまり、警察官の家系は警察官が家系にいる時点でリテラシーの高い家系なんよ。
そんで、警察官になろうとする子の方も、花山みたいな一族の中で突発的に警察官になろうとした変異種よりかは、採用試験に受かりやすいという考えはあると思うんよね。
正直なところ、ゴリゴリのコネはないけども、多少のコネはあると思う。余程の問題児や能力が劣っているとかじゃなければ普通の受験生と親が警察官の受験生を比べた時に親が警察官の方を採ると思うんよ。
コレが不公平かどうかと言えば、まごう事なき不公平だと思う反面、警察官をドロップアウトした身としては、親が警察官をやっていて多少なりとも警察官という仕事の過酷さを知っているにも関わらず、警察官を目指すというのは凄いと思うんよ。花山みたいな身内や知り合いに警察官がいないと、警察官という仕事の過酷さは想像するしかないけども、身近にいればいくらでも聞けるじゃない。
その過酷さを知った上で、わざわざ警察官採用試験を受験するという事を考えると、それくらいの不公平はあっても良いのかなとも思ったりするんよ。
なにはともあれ警察組織の二世率は非常に高い。
■まとめ
二世とは違ったハナシだけども、世の中には世襲というカタチで親と同じ仕事をする人もいるよね。
歌舞伎とかは世襲が当たり前だし、気に食わんけども政治家も世襲が当たり前な世界だよね。世襲制度の賛否については人それぞれ思うところがあるだろうけども、少なくとも受け継いだ側のプレッシャーは凄いと思うんよ。
何にせよ自分がやっている事だったりやっていた事を自分の子供がどんなカタチにせよ受け継いでくれるのは嬉しい事なんかもね。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。