【警察モノガタリ】それぞれの正義

人の数だけ正義がある。

『ホントに警察官は何もやらないんだな、この税金泥棒。』

そんな言葉を使い始めたのはきっと悪人なんだと思う。

『コソコソと交通違反を取り締まってる暇があるんなら、もっと悪い事をしている奴らを捕まえろよ。』

自分の悪事を正当化するための出まかせの言葉として使い始めたんだろう。

『お前ら警察なんて問題ばっかり起こすんだから、信用してくれって言われてもそれは無理があるぜ。』

確かに置かれた立場で正義のカタチは変わるのかもしれないけど、僕にとっての正義とは悪を裁く法律の事だ。

『何だその態度は？悔しかったらその拳銃で撃ってみろよ。』

法の名の下に正義は悪と戦って、その戦いに勝ってきたからこの世界の秩序が守られてきたんだ。

『警察の仕事って楽そうなんだな、俺でも楽勝にやれそうだ。』

偽物の正義を振りかざす悪人達には法の鉄鎚を喰らわせなければならない。

これは

俺の

私の

ワシの

アタイの

僕の

正義のハナシだ。