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【警察エッセイ】幸運の女神を爆笑させる
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の圧迫面接官。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、採用試験を受けた事はありますかい?
『受けてなきゃ働けねぇだろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、採用試験と言うと仰々しいんだけども、会社に勤められている方のほとんどは入社試験を受けて入られたかと思うんよね。まさか、採用試験を受けずにコネコネに捏ねられたコネ入社してる人なんていないよね?
なんて冗談は置き配しておいて、どんな手段を使おうが花山はあんまり興味ないし、そんだけのコネクションがあるのも立派だなぐらいにしか思わないから、正直どうでもええんだけども、採用試験って大変だし緊張もするよね。筆記試験だったり、面接試験だったり、何かと試される場所じゃない。ポーカーフェイス過ぎて顔がロイヤルストレートフラッシュな花山ですら面接の時は緊張したね。
面接をしてくださる方って好意で『緊張せずにリラックスして普段通りにしてください。』って言うけども『じゃあもっと落ち着ける場所で面接をやれやい。』と花山は思うんよ。だいたい面接なんて会社とかでやる事がほとんどだから、一人で殴り込みに行く様なもんじゃない。戦国無双かっちゅうの。そんで、普段の感じでラフさを出したら、社会人としてなっていないとか思われそうで印象悪いじゃない。
コレは花山の考えなんだけども、面接ってお芝居なんよ。
どんだけ役に入り込めるか。自分らしさを出すのも良いけども、ホントのホントに面接を受けに来た人の、その人らしさを見たい面接官ってそうはいないと思うのね。そりゃそのはずで会社の人間として適しているか否かを判断するのにそんなにその部分は重要じゃないと思うんよ。普段は幼稚でだらしねぇ人でも、仕事においては半端ねぇ実力者なんて事はザラにあると思うんよね。
求められるのは面接という場において、面接官の意図を汲んで『面接という仕事』を遂行する事。その為には、ありのまま行くよりかは『面接を受ける人』という役を作り込んで臨む方が上手くいく可能性は高いと思うのね。
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前フリが長ぇなって思ってない?
正解。花山もなんか長ぇなって思い始めていた所。
そんじゃ、花山が警察官採用試験を受けた時のハナシをしようか。
◾️幸運の女神を爆笑させる
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あんまり詳らかに書くと花山がどこの都道府県警出身の輩か分かってしまうから、所々雲隠れさせるけども、花山は2つの都道府県警の採用試験を受験したのね。
なぜ2つかというと、今はどうか分からないけども、花山が警察官採用試験を受けた時って、何個も併願する事が日程的に出来なかったんよね。何でか分からないけども、採用試験の日程が結構被ってたんよ。それに加えて、何個も受けてたら移動や宿泊費もバカにならないと思ったから、集中して受ける事にしたんよ。
花山が受けた時の警察官採用試験は1次試験が筆記、2次試験が面接と体力試験だったのね。
1次の筆記試験はマーク式で数的処理や一般教養的なのが内容だったと思う。マーク式の試験以外にも論文があって、受けた2つとも志望動機とかを書かされたね。正直な事を言うと簡単だった。落ちた人もいるから、あんまり言うとアレだけども、1次の倍率とかって花山の時は1.5倍ぐらいとかだったんよ。普通に勉強して普通に文章を書いたら落ちない様な試験だったのね。
そんで、一気に振るい落とされるのが2次試験の面接。
体力試験はそんなにキツいモノじゃなくて、ある程度身体を動かしている人なら出来るくらいのモノだったのね。内容はしっかりと覚えていないけども、学校とかでやった体力検定みたいなモノ。だから、体力試験はそんなにウェイトは大きくなかったと思うけども、面接試験はそうはいかんのよね。1次試験で合格者を多数出したから、ココで振るいに掛けないととんでもない数の合格者を出してしまう事になるんよ。
花山も入念に準備をして臨み、聞かれそうな事は考えられるだけ考え尽くしたのよね。今思い出しても、結果は上々というか、ほぼパーフェクトに近い出来栄えだったと思う。始まりから終わりまで思い描いた通りに運べたんよ。
花山は運が良かったから、面接官もとても優しくて圧迫なんて微塵も感じさせなかったんだけども、同期から聞いたハナシによると絵に描いたような圧迫面接を受けた人もいたそう。それでも受かってるんだから大したもんだよね。
◾️まとめ
花山がかつて所属していた都道府県警察の採用試験を受けた時は、大当たりの面接官に当たったのね。
そもそも面接官が全員優しい人で、当時花山は白バイに乗りたいという思いがあったから、それを全面に出した志望動機を話したんだけども、面接官の中に元白バイ隊員の方がいたんよ。それとは別に大学の頃に花山が専攻していた分野を大学生の頃に専攻していた面接官の方もいて、とにかく幸運の女神が花山に爆笑してくれてたんよ。それほど完璧に近い運びが出来て運が良かったぐらいにしか当時は思ってなかったんだけども、今振り返ると運を手繰り寄せた感じでもあるのかなと思う。
面接官が全員圧迫してくる様な環境じゃなかった事はラッキーパンチだったけども、それ以外についてはとにかく入念に準備をして、これ以上やる必要のないレベルまで準備をしたんよ。ここまでやって受からないなら本当に向いていないんだなと思えるくらいまで準備をしたんよ。だから、どんな事を聞かれても満点に近い対応をする事が出来たと思う。
別に花山の実力が凄いなんて少しも思わないし、そんなハナシをしたいワケでもない。
花山の好きなマンガに『アイシールド21』というアメフト漫画があるのね。その作中に蛭間というキャラクターがいるんだけども、蛭間のセリフで大好きな言葉があるのね。
『ラッキーパンチは狙って起こすもんだ』
幸運の女神を笑わせたければ、それなりの事をしなきゃアカンのよね。
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今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。
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