【警察エッセイ】赤信号みんなで渡っても怖いモノ
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の赤信号。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、赤信号ではちゃんと止まっていますかい?
『俺は赤信号でも止まらねぇ。止められるモンなら止めてみな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、車だろうが歩行者だろうが赤信号では止まらないとアカンよね。
多くの人が子供の頃に『赤信号は止まりなさい。』と言われてきたと思うけども、皆さんもお察しの通り、赤信号を平然と無視して行く人でこの世は溢れているよね。具体的になんでアカンかと説明されたら、説明差し上げるのが元警察官である花山の定め。
信号無視がアカン理由は道路交通法の第7条に記されていて、皆さんも道路交通法の第7条をグググッと調べてみてほしいんだけども、車はもちろん歩行者も信号無視は禁止されているんよね。歩行者もちゃんと明文化されているのは意外と知らなかったんじゃないかな?
何となく歩行者は信号無視してもお咎めなしみたいに思われる方がいたりするんだけども、法律上では歩行者にもちゃんと罰則規定があるんよね。
だから、歩行者も信号無視はしたらアカンのだけども、歩行者が信号無視で取り締まられているのを見た事がある人はほとんどいないと思う。
警察は激アマで手をこまねいて歩行者の信号無視を許しているのか?
現実は法律通りにはいかないんよね。
■赤信号みんなで渡っても怖いモノ
歩行者が信号無視をした場合、道路交通法第7条の違反に該当すると言ったけども、実際に違反した場合どれほどの刑罰が下るかというと、2万円以下の罰金又は科料に処されるのね。
でも、実際のところ、花山は歩行者の信号無視を取り締まった事はないし、取り締まった事がある人を聞いた事もないんよね。現実的なハナシをすると、赤信号を歩行者が渡っていた時に注意するくらいが現状。だからこそ、歩行者の信号無視は永遠となくならないんだけども、歩行者が信号無視をしてお咎めなしに必ずしもなるとは限らないんよね。
それは歩行者が信号無視をした事で交通事故が発生した場合。
よく勘違いされる事で、歩行者は交通事故の際に必ず有利な立場になると思われるんだけども、それは適法内で行動していた場合。信号無視という違反行為をしていた場合は車よりも過失割合が大きくなる事は普通にあるんよ。
それと、自分自身が交通事故に遭っていなかったとしても、自分が信号無視をした事で車同士の交通事故が発生した場合も交通事故の当事者として扱われる可能性があるのね。接触行為がなくても交通事故の当事者になる可能性かあるのね。
法律あるあるで、歩行者は交通事故では必ず有利だという誤った解釈が広まってしまっている事が、歩行者の遵法精神を低下させている事は否定出来ないと思う。
赤信号はみんなで渡っても怖いモノなんよね。
■まとめ
花山は職場には徒歩で出勤しているんだけども、肌感的に2割くらいの歩行者は赤信号でも渡っちゃっているんよね。特にランニングしている人は顕著で、ペースを乱されたくないのか信号無視をしているイメージが強い。
車が来てないなら渡っても何も問題ないという意見を言う人やバカみたいに信号を守る奴は本物のバカみたいな事を言う人がいるけども、法律を守らねぇ事をイキっているテメェが一番バカだなと言いたい。
信号なんて少し待てば変わるのにそんなのも守れない人に意見を言う資格はないし、バカみたいに信号を守る人こそ賢いと思うんよね。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。