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【警察エッセイ】素直と反骨

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の愛しさと切なさと心強さと。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、人のハナシは素直に聞いていますかい?

『普段は聞いているけども、テメェのハナシは素直に聞けねぇな、この野郎。』というツッコミは置いておいて、何歳になっても四の五の言わずに人のハナシに耳を傾けられる人って素敵だよね。

だけども、現実って厳しくて花山の様なシャバ僧達のハナシに耳を傾けてくれるご高齢の方って少ないんよね。もちろん、ハナシを聞いてくれる人もいるんだけども、多くは若僧のハナシなんか聞いたところでしょうもないと思ってたりするんよ。それでも、耳を傾けてもらえる様にしなきゃアカン責任もあるけども、だからこそ、取り敢えず一旦は素直に受け止めてくれる人が良く思えるんよね。

そんで、素直な気持ちは持ち続けなきゃアカンなと思う一方で、相対する反骨精神も持ってなきゃアカンなとも思うんよね。

素直さと反骨さを両方ミルフィーユかの如く持ち合わせたいお年頃の花山だけども、なかなか両方を塩梅良く持ち合わせるのって難しいよね。

今回はそんな素直で反骨なハナシ。


■素直と反骨

警察官をやってて思ったのは、素直な人は仕事も出来るし、周りからの評判も良いんよね。

警察官ってどうしても犯罪者や厄介者を説き伏せるというか、言い方はよくないけども論破しなきゃアカン仕事だから、段々と性格がネジネジと捻くれていったりするのね。だから、人のハナシは聞くんだけども、素直に受け止めるよりかは、何か意見を言う為に聞いている感じになっちゃうんよ。悪気があるワケじゃないんだけども、意図せずして反論を述べちゃったりするんよね。

だからこそ、素直にハナシを受け止められる人は際立って良く見えるし、往々にして人のハナシを素直に聞ける人は相手の事を慮れる人だから仕事もそれなりに出来るんよね。

ただ、素直さだけじゃ警察の世界で生きていくのはキツいんよね。

当たり前の様に起きるパワハラ、鬱憤を晴らす為だけに下っ端を怒鳴り散らかす上司、犯罪を起こす事に何も抵抗がない犯罪者達などなど、それに対して何クソ精神を持たなきゃアカン事もあんのね。花山自身もクソデブ上司からプチパワハラみたいなのを受け続けていた時は、いつかテメェを顎で使ってやると思ったし、現にそれを原動力に頑張れた事もあったのね。

人間ってバランスを取る生き物だと思っていて、プラスのパワーもマイナスのパワーもどちらも持ってなきゃアカンと思うんよ。優しさだけじゃアカンし厳しさだけでもアカンってよく言うじゃない。

素直な心を持ちながらそれを支える様に反骨精神を持つような、そんなバランスを取った生き方をしたいモンよね。

■まとめ

花山が今現在働いている職場はオジサンばっかりなんだけども、素直なオジサンと捻くれたオジサンはよく見分けが付くんよね。

何かあれば悪態を付くオジサンがいる一方で、取り敢えず何事も素直に受け止めるオジサンがいて、やっぱり捻くれたオジサンは周りから陰口を叩かれているしあんまり魅力がないんよね。人の評価の為だけに素直になる必要はないけども、素直になるかどうかなんて自分の意識を変えればいいだけのハナシだからサッサと捻くれ精神なんか捨てて素直になればいいんだけどもそれが多分難しいんよね。

素直にいるのが小っ恥ずかしいのかもしれんけども、悪態ばっか付いてる方がよっぽど恥ずかしいと思うんよね。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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