【警察エッセイ】特級呪靴
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の先が尖った靴。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、普段どんな靴を履いていますかい?
『ピッカピカに磨き上げたナイスな靴を履いてんよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、スニーカー・革靴・サンダルなどなど、様々な靴がこの世界には存在していて、様々な用途で履かれているよね。
花山は夏でも冬でもサンダル履きが多めな非常にだらしねぇ人間なんだけども、仕事ではちゃんと革靴を履いているし、プライベートではスニーカーもたまに履いたりするんよね。好きなブランドはDr.MartensとNIKEと無印良品。Dr.Martensは学生の頃から好きで、今でもファッショナブルな革靴として愛用しているんよね。NIKEはスニーカーの中では一番オキニなデザインをしているから履いているんよね。無印良品は無印良品自体が好き過ぎて履いている感じ。
靴は消耗が激しい物でもあるから劣化が早い物ではあるけども、ビジネスシーンであったりファッションの点から言っても、あまりにボロボロな靴を履いていると見た目の評価が下がる事もあるから、ケアはしっかりとやらないとアカンよね。
後は何と言っても、オイニーこと臭い。
花山はなるべく臭くならない様にケアを定期的に施しているけども、それでも長年履いている靴だと香ばしい臭いをまぐわう事が出来ちゃったりするんよね。靴の臭いって本当に公害になり得るから気にしなきゃアカンのよね。
靴のケアについては人並み以上に気を付けている花山ではあるけども、どうしても救えなかった靴があるのよね。
それは警察官の時に履いていた靴。
■特級呪靴
※コレは花山が所属していた都道府県警察でのハナシで全国共通かどうかは不明ですので悪しからず。
花山が所属していた都道府県警察では、指定の靴が支給されてそれで勤務をしないとアカンかったのね。まぁ、支給された靴以外を履いて勤務していた人もいたんだけどもね。
そんな感じで、必ずしも規定で履かなきゃいけなかったワケじゃなかったんだけども、ベイビー警察官がいきなり指定以外の物を履くのはいかがなモンかと思って支給された靴を履いて勤務をしていたんよね。
どんな靴を指定されていたかというと、見た目はなんか野暮ったい感じの真っ黒のスニーカー。ノックアウト寸前のデパートの2階とかに売っていそうな靴を想像してみて。そんな感じの靴。
見た目は何も変哲もない靴なんだけども、一点だけ変わった特徴があったんよね。靴底に『○P』とアルファベットが刻印されていたんよね。『○』の部分は花山が所属していた都道府県警察のイニシャルで、明記しちゃうとバレちゃうから『○』にしてる。
何でこんなダッセェ文字が刻まれているのかと言うと、ちゃんと理由があって、事件現場とかに出向した時って捜査の段階で足跡を取る時があるんよね。その時に色んな足跡がある中から採取した足跡が警察官の足跡だとすぐに判別出来る様にアルファベットが刻印されているんよ。
『ちゃんとした理由があるんかい。』とツッコミが入ったと思うから説明を続けるけども、こんな感じでちょっと変わった靴を履いて警察官は勤務をしているんよね。そんで、冒頭付近で話した通り、なぜ警察官時代に履いていたその靴を救えなかったかと言うと、基本的に最初に支給された靴1足を数年間履き続けなければアカンかったんよ。
警察官が働く現場は魑魅魍魎の混沌とした現場ばかり。一面がゴミだらけの部屋、異臭で鼻が吹っ飛びそうな場所、焼肉が出来そうなほど暑い道路、そんな混沌とした現場の色んなエキスが日々の勤務で靴に吸収されていくんよ。もちろん、現代のリーサルウェポンである、消臭剤で抗いはするけども、科学でも勝てない時はあるんよね。
どんどんどんどん靴のバイオハザード化が進んで行って、やがて危険レベルが天元突破の特級呪物ならぬ特級呪靴へとなっていったんよね。
■まとめ
靴の臭いって気にしてケアをしておかないと、あっという間に臭くなっちゃうよね。
お気に入りで履いていたにも関わらず、臭いが半端なさ過ぎて、それが原因で手放さないとアカン時も花山にはあったんよ。
でも、世の中にはありがたい事に靴の匂いを防ぐ方法は沢山伝授してくれる人達がいるんよね。靴のケアってめんどくさくて疎かになりがちかもしれないけども、靴ほど大事にしなきゃアカン物はないと花山は考えているんよね。
一流は仕事道具を大切にするとはよく聞くけども、靴は誰しも共通して仕事道具であるはずだと思うんよ。たった5分、いや3分もあれば靴のケアは出来るはず。
玄関や下駄箱にある皆さんの靴はちゃんとケアされていますかい?
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。