【警察エッセイ】略語と警察
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の略式言語。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、正しい日本語を使っているかい?
『テメェみたいな5軍とかモブ男と奇天烈な日本語を使っている奴が何言ってんだ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、日本で生まれ育ったからには母国語を正しく、そして美しく使いたいよね。
日本語は世界の言語の中でも極めて習得が難しい言語だと言われていて、日本語を母国語に使っている我々日本人は、そういう意味では言語を扱う能力に長けた人種であるとも言えるんよね。日本で生きている我々にとって母国語である日本語を話す事は造作もない事だけども、海外の方達からすると極めて習得が難しい言語の一つなんよね。
だけども、日本以外で一部ではあるけども、日本語を公用語として使っている国がある事をご存知?
その国は西太平洋に位置するパラオ共和国。あの薄い青地に黄色の丸という日本の国旗と色違いの国。
なぜ、パラオが公用語で日本語を使っているかというのは、ここで語らうと、警察エッセイが歴史エッセイへと変貌してしまうから、短く言うと、かつて日本がパラオを植民地として統治していた時にパラオの発展に貢献した事から今でも公用語として日本語が使われているそう。
この様に実は日本以外でも使われている日本語だけども、皆さんが日常的に使う言葉として略語があると思うのね。何気無しに使っている言葉も、実はある言葉の略語であったりするよね。そして、これは花山が勝手に思っている事なんだけども、数多ある日本の組織で一番略語が好きな組織は警察だと思うんよ。
警察と略語。その繋がりを紐解いていこう。
■略語と警察
皆さん、『PC』という言葉を見て何を想像する?そんで、どうやって読む?
ほとんどの方は、パソコンの事を想像して『ピーシー』と読むと思う。ただ、警察官は違うんよ。呼び方は一緒でピーシーだけども、思い浮かべるのはパソコンじゃなくてパトカーなんよ。
なぜ、警察官はPCという言葉からパトカーを想像するのかは、警察官が使う無線用語が要因となんよ。
警察官は日常的に無線を使用しているんだけども、無線は電話と違って声が超聞き取り辛い連絡機なんよ。電話で経験した方も多くいると思うけども、例えば『い』と『ひ』って電話口だと結構聞き辛いよね。無線はその聞き辛さをさらに強めた感じになるんよ。だから、無線で通話する時には無線専用の用語を多く使うのね。
その中の一つに『PC』があるんよ。
PCとはPatrol Carの略で要するに、皆さんお馴染みのパトカーの事。花山もその歴史は知らんけど、無線ではパトカーの事をパトカーと呼ばすにPCと呼ぶのね。
このPC以外にも沢山の無線専用用語があるんよ。
紹介したいのはヤマヤマなんだけども、無線専用用語の中には各都道府県警特有の用語もあったりするから、申し訳ないけど紹介は割愛。数多ある無線用語を警察官は、無線を使わない日常業務でも使ってしまうんよ。
警察の世界にいないとよく分からん事だと思う。
だから、皆さんの周りの警察官や元警察官に『PC(ピーシー)って何?』って聞くと『パトカーの事だよ。』って教えてくれると思う。
そんで、警察官がなんで無線用語を日常業務でも使ってしまうかというと、なんかその言葉がしっくり来るからなんよ。
スマホの事をスマートフォンって言ったり、クレカの事をクレジットカードって言う人ってそんなにおらんし、略して言った言葉の方が聞き馴染みがあるよね。それと似た感覚で、警察も誰かがその言葉を使い始めてそれが当たり前の様になっていったんよ。
逆に正式な言葉を言う方がギクシャクするというか、なんでわざわざそっちで言うの?みたいな感じになるんよ。
皆さんも、もし警察と関わる事になったらこっそりと聞き耳を立てて聞いてみて。
オモロい会話が聞けるかもよ。
■まとめ
言葉って生きてて毎日使うのに、ちゃんと使おうと思うとめちゃくちゃ難しいよね。
花山も勝手に自分で創造した言葉を使ったりして、周りを困らせたりする迷惑系野郎なんだけども、それはそれで楽しんでいるから自分の中で良しとしているんよ。特に、訛りというか○○弁って皆さんも使っていると思うけども、花山は地元愛に溢れているワケじゃないのに、自分の地元の言葉は大切にしているのよ。
これといった理由はないけども、せっかくその土地に生まれてその言葉を使っているなら、使い倒したいなぁと思って使ってる。皆さんも、日々生きていると様々な言語を使う事になるとは思うけども、正しく美しい日本語を使って、気が抜ける時にはダラッとした言葉を使ってみればいかがかな。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。