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地域おこし協力隊任期中に心がけたこと(1)
集落支援員の力
生まれて初めて住んだ中山間地域はあまりに美しく、魅力的でした。
青々とした木々や、きらめく川の流れ、どこまでも高い夏の雲の姿に心洗われ、この地で永住していこうと心に決めたのです。
地域と私をつなぐ、「集落支援員」※のお二人が、かけがえのない存在でした。地域住民の皆さんとの橋渡し役をしてくれただけではなく、協力隊の活動について温かく見守ってくれました。
お二人があらかじめ用意してくれた「各種情報マップ」は、私の活動地区のあらゆる情報が網羅されていただけではなく、そこに住まう方々の住所や電話番号、そしてなりわいが記載されていた上に、道路網や距離まで示されていた、詳細にわたるものでした。
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この情報のお陰で初めての居住地でも迷うことなく活動を進めることができたのです。
※「集落支援員」とは・・・地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ・知見を有する人材が、地方自治体からの委嘱を受け、市町村職員と連携し、集落への「目配り」として集落の巡回、状況把握等を実施する制度(総務省HPより作成)
任期中に心がけたこと①
協力隊任期中に心がけたことは大きく分けて二つあります。(居住する年数が長くなるにつけてもう一つ加わるのですが、この件に関しては後述します)
一つ目は「明るく・元気・素直」であること。
まったく見知らぬ土地に来たのですが、それは受け入れる側もおなじこと。
まだ「地域おこし協力隊」という制度自体、宮城県ではほとんどなく、知名度がゼロに等しいことと、私自身何としてもこの地域に永住したかったのでこれまでの経歴や実績はさておき、先ずは私自身、信頼に値する人間であることを知って欲しいと感じていました。
従いまして、行事の参加や地域の草刈り作業、祭礼のお手伝いなど、頼まれたら断らない。二つ返事で快諾する。
地域に溶け込むこと・地域住民の皆様に受け入れてもらえることを第一に考え、協力隊の活動を進めて参りました。
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