お産にまつわるもう一つの話し
お産の体験を忘れないうちに
記憶にとどめるために
もう一つ体験したお産にまつわる話しを
投稿します🧑🍼🤱
それは
今回のお産は
『赤ちゃんが全部仕組んで産まれてきた』
ということ🌿
そもそも
破水がはじまる直前まで
実はまったくお産の兆候も予兆も
ありませんでした。
「本当に産まれてくるの?」
「たぶんあと1週間はかかるのかな?」
とまったくの予兆も感じないまま
出産予定日(8/13)の前日を迎えましたが
ただ唯一
それまでと違ったことが
直前の「あもちゃんの死」を通して
結婚してからの約8年間
共有しきれていなかった最後のわだかまりを
涙しながら夫婦で話し合うことができ
その時はじめて
僕らにとっての『バースプラン』のイメージが
一気に広がって見えた瞬間がありました。
最後のカウントダウンの生配信でも
そのことを語っていますが
このときはじめて
『赤ちゃんを迎え入れる準備ができた』
と夫婦一緒に思えた瞬間で
エネルギーが変わったのを感じました✨
そしたらその日の夜
寝る直前に急に
これまでにないくらい
お腹の中で赤ちゃんが
ポンポコポンポコ動き出して...
このとき彩は
『赤ちゃんがファンファーレしてるみたい♫』
と言っていましたが
今思うとこのときが赤ちゃんからの
『今から産まれるよー❗❗❗』
という合図だったのだと思います✨
そして
そのまま寝たら
2時間後くらいに破水しているのに気づき
翌朝そのまま助産院へ
そして昨日投稿したような
『リアルなお産』
を体験することになります🤱🧑🍼
約42時間、自力で陣痛を起こすという
出産できなければ
病院送りの帝王切開が待ってるかもという
極限の選択を迫られているなかで
最後まであきらめずやり遂げれた理由は
彩が
『赤ちゃんの声を聴いていた』
からでした🤱✨
陣痛を起こすために
スクワットや階段の登り降りをしているときも
陣痛を使って
赤ちゃんの姿勢を整えようとしているときも
『もっとこうやって』
『今は休憩して』
『このタイミングじゃない』
みたいな赤ちゃんからの「誘導」を
ずっと聴いていたらしいのです🌿
そしてこれは彩だけでなく
出産に立ち合ってくれた先生もまた
感覚的に赤ちゃんの声をキャッチして
お産に取り組んでくれていたという✨✨✨
昨日の投稿でも書きましたが
今回赤ちゃんが産まれてくるとき
へその緒が「たすき掛け」のように
首やカラダに絡まった状態で
もしこの状態で
医療のチカラで強引に産まそうとしてたら
もしかしたら赤ちゃんからすれば
『トラウマ』になっていたかもしれない...
結果的にうまく赤ちゃんが体制を取れず
帝王切開になっていた可能性が高い...
「約42時間の出産時間...」
それだけ聴くと今回の僕らのお産は
超難産で母子とも大変なお産だった
となるかもしれません。
でも、赤ちゃんの立場からすれば
『超安産』だったのだろうと思います🤱✨
約42時間もの充分な時間をかけて
あーでもない、こーでもないと
赤ちゃんの方でもいろんなことを
トライしてくれて...
そのことをお母さんにも
ちゃんと伝えて指示してくれて...
『陣痛がもっと強かったら
もしかしたら赤ちゃんはへその緒に絡まって
心拍も弱まって病院搬送だったかもしれない』
助産院の先生が言ってくれたことは
真髄をついている
陣痛すらも赤ちゃんが制御して産まれてくる...
なので
助産院の先生はこうも言っていました。
『助産院では医療行為ができない分
自然のチカラに頼るしかない。
そしてその根底にあるのは
「赤ちゃんの産まれたい意志」
にすべてを委ねること』だと。
赤ちゃんに
「産まれたい意志」
がある限り、どんなに時間がかかっても
赤ちゃんがどのように産まれたいのか
そのためにでき得ることは何なのか?
そういったことを
ひとつひとつやることが
『自然なお産』であると🤱✨
赤ちゃんが時間をかけて
産まれたいのならそうすべきだし
産まれたいタイミングがあるなら
そのタイミングまで待ってあげることが大切
出産に早い遅いはない。
あるのは赤ちゃんが
『どう産まれてきたいのか』
この世界との
はじめての感動の出逢いを
どう演出して産まれたいのか🤱✨
だから
医療行為が使えない助産院は
「赤ちゃんの産まれたい意志」
を聴くことができなくなったら
成り立たないと言われていました。
赤ちゃんの産まれてくる意図を汲み取れず
出産に立ち合えば
産まれるタイミングや処置を誤り
結果として赤ちゃんは
なかなか産まれなかったり
衰弱して心拍が弱まってしまったり
結局は医療行為なしには
何もできなくなり病院送りになってしまう...
だから医療行為が使えない助産院だからこそ
『赤ちゃんの産まれたい意志』
を聴けるかどうかが助産院を成り立たせる
生命線であると🌌✨
すごい真髄をついているなと
思いました。
「自然なお産」とは
言い換えるなら
「赤ちゃんがどう産まれてきたいのか」
を感じ取り、そこにあわせて
できうる限りの自然と人のチカラとあわせて
出産に挑むこと...
その赤ちゃんと親やサポートしてくれる人たち
が奏でる『共同作業』そのもの🤱🧑🍼✨
そして
その「声」を見失い
親都合、病院やサポートしてくれる人都合の
「赤ちゃん」と分断されたお産になったとき
自然のチカラは何の役目を果たせなくなり
病院での『緊急処置』以外に
選択肢がなくなる...
これが
僕らが経験した
『お産にまつわるひとつの真実』
なのかなと思いました。
今回の僕らのお産も
『赤ちゃんの声』を聴かずに
強引に押し進めていたら
きっと病院送りになっていたと思います😌
『自然なお産』
その中心には赤ちゃんいて
その声を聴けるお母さんいて
その2人の声を聴いていたサポートできる
パパや先生たちがいる...
そうやって
みんなの共同作業と
最後まであきらめない意志が
『自然なお産』
を成り立たせてくれる🌌✨
お産ひとつ
本当に奥深いです✨
こういうことを知ってお産に挑むのと
知らずにお産に挑むのでは
雲泥の差が出ると思うので
僕らの体験談が
これから『自然なお産』を望む方の
何かしらの糧になってくれたら幸いです🌿