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【海外レース参戦記】ULTRA TRAIL OF TAIWAN100 Vol.1

台湾に来るのは2019年のレースに出場したぶりなので約1年ぶりの台湾。
時期が違って涼しくレースをするには最高の天候。

体のコンディションも良く不安と楽しみでそわそわしながらも台湾へ入国。
今回出場するレースは台北で行われる100マイルレース。
日本人出場は自分1人。
100マイルカテゴリーの参加者は19名しかおらず昨年の完走者は1人と難易度の高いレース。

海外レースを選ぶときの基準の一つにあまり知られていない、日本人の少ないレースという自分なりの基準がある。
せっかく海外に来たんだから言葉の壁や文化の違い、不自由すらも楽しみの一つとして感じたいという想いもあって一つの基準としている。

結果からいうと残念ながら130k地点でDNFとなりました。
非常にタフなコースでしたが楽しめたそれが一番。
少しづつ振り返っていきたいと思う。

レース概要

今回出場するレースの概要はこれ。
累積標高は距離にしては軽いものの台湾ならではのサーフェスやマーキング(皆無)でコースロスとが続出するレース。

<カテゴリー>
・50 KM (限時 15 小時) 
・78 KM (限時 22 小時 30 分) 
・110 KM (限時 32 小時) 
・100 MILE (限時 46 小時)


<CPと関門時間>
1 福隆-跌死馬橋 0.0 8.0 8.0 456 2020/2/28 04:30
2 跌死馬橋-內寮老宅 8.0 19.2 11.3 771 2020/2/28 08:00
3 內寮老宅 - 貢寮車站 19.2 31.8 12.8 381 2020/2/28 11:30
4 貢寮車站 - 烏山古道 31.8 48.7 16.9 1001 2020/2/28 16:30
5 烏山古道-泰平國小 48.7 62.3 13.6 504 2020/2/28 20:00
6 泰平國小-闊瀨國小 62.3 76.6 14.3 383 2020/2/29 23:30
7 闊瀨國小-坑頭 76.6 88.1 11.5 565 2020/2/29 03:00
8 坑頭-千階嶺登山口 88.1 96.9 8.8 447 2020/2/29 06:30
9 千階嶺登山口-碇內7-11 96.9 108.8 12.4 638 2020/2/29 10:00
10 碇內7-11-猴硐車站 108.8 126.4 17.6 977 2020/2/29 15:10
11 猴硐車站-隔頂 126.4 133.4 7.0 602 2020/2/29 17:30
12 隔頂-牡丹溪 133.4 142.2 8.8 645 2020/2/29 20:30
13 牡丹溪-澳底7-11 142.2 152.9 10.7 295 2020/2/29 23:00
14 澳底7-11 - 福隆 152.9 158.1 5.2 35 2020/3/1 00:00
エイドやCPはこまめにある。

<100Mileコース図>
海水浴場のある福隆(フーロン)をスタートゴールとする100マイルレース。
台湾では珍しくゴール直前では砂浜を通るコースとなっている。

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最高標高が700m程度ながら常にギザギザのトレイルを進む。
国内のレースでいうと広島湾岸トレイルやFTRのようなコースで整備されたトレイルではなく急登と急降の繰り返しとなる。

楽しみと緊張の中スタート

am0:00からの受付を民宿で済ませスタートに備えます。

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スタート前のこのゆるーい感じも結構好きです。
国民性なのでしょうか?

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コースの詳細などをもう顔なじみになったアニーにきく。
いつも日本語を織り交ぜて丁寧に説明してくれます。
ありがとう。

必ずマップを常に確認して!!!!!
コースが非常にわかりにくい。と。
しっかり頭に刻んだはずだったが...

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100マイルの参加者。
みんなツワモノばかりでいつも台湾で会うランナーもちらほら。
実は...今回のレースこの中から完走者は3名だけ。

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スタート前に降り始めた雨。
止む事もなく時間とともに激しさを増す雨はこれから始まる長い旅は甘くはないぞと忠告しているかのよう。

毎年台湾に来て3年目。
どんなトレイルが待っているのかは重々承知。

これから始まる100マイル(160km)という果てしない長旅の途中にはどんなことが待っているのか。

どんなことが起こるのか。
どのように感情が変化していくのか。
乗り越えた先にどんな景色が見えるのか。
楽しみで心拍数が上がる。

でも、ふと我に返ると
どこまでいけるんだろう。
完走できるのだろうか。
装備は大丈夫だろうか。
耐えられるのだろうか。
無事に帰ってこれるのだろうか。

同時にこんな感情も芽生えてくる。

でも、これも一つの楽しみ。
応援のメッセージや出国前の”楽しんで”の言葉。
いろんな感情に振り回されながらもスタートに立てた事。

そして、
数々のレースが中止になる中、レースが無事に開催され走れる事への感謝。
主催者とボランティアスタッフへの感謝。
日頃サポートしてくださっているニューハレ、PRO-TEC ATHLETICS、インナーファクト、凌駕スマッシュウォーター、バランスケアラボ、WELEDAの皆さまに感謝。


これから起こる全てを受け入れる準備が整った。
そんなスタート3分前。

行くよ!!!!!!!!!!!

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このレースを楽しんで走る事が恩返しになると思った。

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