見出し画像

記録写真と記憶写真の違いと価値

写真は撮った瞬間からすべて過去が写ったものとなります。
今、現在を撮ったものだとしてもそれを再生して見る瞬間はもう数秒前の過去の出来事を見ることになりますし、1週間後に写真を見返したとすればそれは1週間前の出来事が記録された写真ということになります。

そういう意味で、写真はすべて過去の出来事が記録されたものの蓄積ということがいえます。
つまり、すべての写真は記録写真なのです。

ただ、本当の意味での記録写真というのは、ある事象を正確に留めておこうとして撮られる写真だと思います。
たとえば、家を建てるときに、「何もない更地の写真」を撮り、次に「土台だけができた写真」、そして「徐々に家として完成していく写真」というように変化を撮っていったりする写真は記録写真と言ってよいでしょう。

ここから先は

1,378字 / 2画像

¥ 300

よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。