浸透圧
春がきた。最高すぎる。冬があまりにも苦手で毎日発狂してたからほんと助かった。昼休みに外歩いてるだけで陽光がキラキラしてて天国かと思うし、家に帰ってもベランダ開けっぱなしで気持ちいい気温だし、ずっと最高の気持ち(油断してると風邪引きそうだけど)。春って素晴らしい。あったかくなるし、そろそろ植物も発芽させよう。ただ春は春で寒いから、毛布にはまだ当分お世話になる予定。
前回、豚汁にハマってる話を書いて、まだしばらく豚汁デイズは続きそうと書いたけれど、ちょうどあの翌日から飽きて作るのやめた。私の中のブームっていつもこんなん。唐突に終わりが来て、なんだったんだろう…?と首を傾げる。嵐のように去っていった豚汁。今頃確実に私の血肉となっていると思う。
今日スーパーでカレーのルーを買い物かごに入れて、思い出したことがある。私の通ってた保育園はたまに土曜日保育というのがあって(たぶん月一とかだったのかな?)、その土曜日保育の日はお昼ご飯が必ずカレーライスとヨーグルトという組み合わせだった。その組み合わせは平日に出てくることは決してないので、土曜日ならではの特別感があって私は毎回テンアゲだった。
さて、そのヨーグルトが問題。そのヨーグルトは昔ながらの牛乳屋さんの牛乳のごとく小さなガラスの瓶に入っていて、瓶の口にボール紙を圧縮した分厚いフタがきっちりと嵌まっていて、園児が素手で開けるにはかなり高度な技術を要した。私はなぜかこのフタを開けるのがとても上手く、開けられない子ども達の分も開けていた。なので私は自分のヨーグルトを食べつつ、「ゆかりちゃん、開けて」と言ってやってくる他の園児たちの分のフタを開けていた時の記憶が今も指先に残っている。圧縮されたボール紙はとても硬くて、ガラス瓶との間にはほとんど隙間がないので、そのわずかな隙間に爪を差し込んでクイッと持ち上げるのがコツだった。土曜日は『フタ開け名人』として活躍できて嬉しかった記憶がある。
スーパーのレジに並びながら、「開けてたなぁ、フタ」と思った。そんな今日でした。