世界はそれをハーブと呼ぶんだぜ
ハーブ&アロマセラピストのはなうた茶房です。
先日、お客様からいただいたご相談。
「気圧の変化で身体がだる重くなってしまうとき、ついついコーヒーを飲んでしまうのですが、何か代わりに良いハーブってありますか?」
一応、代わりになるハーブティーはあるので、そこはきちんとご案内した私ですが、でも、声を大にして言いたいのです。
いいよいいよ、コーヒー飲もうよ!
私も大好きだし、ほぼ毎日飲みますよ!
ハーブティーを扱う仕事をしていると、コーヒーを飲むのに罪悪感を持ってしまっている方が世の中にこれほどたくさんいるのだなあと思うことが、結構ある。ままある。
まあ、コーヒーが嫌いという人はそれで良いんですよ。
でも、好きなのにあえて控えたり、罪悪感を持ちながら飲んでしまったりするのは、勿体ないなと思うんです。
だって、コーヒーだってハーブだもの。
ん?
そもそも、ハーブって何??というところを考えてみましょう。
wikiってみました。
ハーブ(英: herb[注釈 1])は、一般的に料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で[1]、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指すことが多い[2]。同様の有用植物であっても、種子、実、根、樹皮などは香辛料と呼ばれることが多いが、苔から木本まで、香りや薬効がある有用植物全般をハーブとして扱う場合もある[2]。反面、旺盛な繁殖力を持ち駆除困難な雑草となる種もある。
うん。
いろいろ書いてあるけど、つまり私が言いたいのは、
「案外広い意味だと思いませんか?」ってことです。
ハーブって、けっこう器の大きい言葉なのです。
日本語に直訳すると、一番しっくりくるのは「薬用植物」かな?
私たちのようなハーバルセラピストは、植物に含まれる薬効成分を上手に利用したら、健康や美容や生活の色々な場面で役立つんですよ!ということを広めるのが、活動の目的と言えるでしょう。
そう、「植物に含まれる薬効成分」がポイントです。
「コーヒーに含まれるカフェイン」って、まさにこれ。
この成分を利用して、だる重い体を軽く、頭をスッキリさせようとしているわけですから、これはもうすでにハーブじゃありませんか。
世界はしらんけど、私はそれをハーブと呼ぶんだぜ!
ビールだって、ホップに含まれる成分で気持ちが落ち着いたり、食欲が増進して元気になるのだから、それはもうハーブ。
ワインだって、ブドウに含まれるポリフェノールがアンチエイジングに一役買うのなら、それはもうハーブ。
刺身に「このほうが美味しいっていうのもあるけど、生ものには殺菌成分が必要よね!」とワサビをつけたら、それもハーブ。
牛丼に七味をかけて「カプサイシンが脂肪の分解を助けてくれるから安心!」と思って食べたら、それもハーブ。
…もはやカロリーゼロ理論みたいになってきたw
でもこれ、半分本気。
というのもね。
ハーブの仕事をしてるなどと言うと、「優雅ですね~」みたいな反応をされることが多かったり(ここ数年で少なくなってきた気がするけど)、ロハスな生活をしている意識高い系の人だと思われたり、そういう誤解をされることもあるのです。
違うんだよ~。
誰もが。
あなたも。
もう生活に取り入れていることなんだよ~。
それを知ってほしくて、そして、ますます活用してほしいので、あえてアホになって(あえてです!)ハードルを下げて下げていきたいと思っておる次第です。
結論として、コーヒーは悪ではありませんから、飲みたいときには「これが役に立つ」と思いながら、ぜひ飲みましょう。
(コーヒー飲みながら)
(ただ、ちょっと依存性が強めなので気をつけましょうね、お互いね)