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新年度、クラスのわけ方
こんにちは、はなうたです。
新年度が始まって初めての週末。元気にお過ごしですか?
私が勤める小規模認可保育園は19人定員。担任制はありません。普段は職員が日替わりでクラスに入り過ごしています。
しかし、新年度は園の雰囲気が変わりますよね。入園児ちゃんは大泣き、その雰囲気の中過ごす進級児ちゃんたちも不安な気持ちになります。
そこで去年から導入したのが、“4月はクラスを入園児と進級児でわける”こと
これが結構いい感じなんです。
通常通りの年齢別クラスだと、どうしても泣いている子に手をかけ、甘えたい進級児に「ちょっと待っててね」と言いがちでした。
でも、クラスを分けることで、進級児は落ち着いた雰囲気の中で好きな遊びを楽しむことができる。入園児は保育者に抱っこしてもらい思う存分泣くことができる。実際、このやり方を導入してから園全体の雰囲気が落ち着くのが早い気がします。
慣らしを数日過ぎると、子どもによってお迎え時間にバラつきが出始めます。そうしたら、3グループ程度に分かれてお散歩に行きます。園庭があれば楽なんですが・・・。
10時にお迎えに来るグループは園の周辺散歩、11時お迎え入園児グループ、進級児グループはそれぞれ公園へ行く。などです。
そうすると、早いお迎えの子がいるから公園に行けない、沢山外で遊べない、なんてことが無くなります。
どの子の不安な気持ちにも寄り添いたい。その想いから生まれたクラス分け。
実は進級した子どもたちの不安も大きいんですよね。
「どうして〇〇ちゃんいないの?」と、卒園していったお友達が登園してこないことを不思議がります。そして、知らない顔のお友達が沢山きて泣いている。大人が同じ状況でも不安になります。
そんな寂しさと不安が入り混じった進級児へのケアもとても大切だと思っています。
なので私は、楽しいことをいっぱい考える。
「他のクラスの子には内緒だよ。」と伝えてお菓子を持ってちょっと遠くの公園まで足を伸ばしてみる。
夕方はいつもお部屋で過ごすけど、お散歩に行ってみる。
新しいおもちゃをお披露目、思いっきり遊べるようにする。
そして、寂しさや不安な気持ちをしっかり受け止める。
そんなことを大切にしていこうと職員にも伝えています。
担任制もリーダー制もない自園。
バタバタする新年度は施設長の私が舵取りしがちです。個々の状況を把握し、状況に合わせて慣らしの時間を調整する。保護者とのやり取り、進級児へのメンタルケアなどなど・・・。
それがとっても楽しい。普段保育を任せている分、こんなにどっぷり保育に関わるのは久しぶりです。
「面談ではな先生に会った時の子どもの様子を見て、きっと園に慣れるのが早いと思ってたんです。」そんな嬉しい言葉もいただきました。
もちろん主役は私意外の職員です。でも、今だけ、落ち着くまでは一緒に保育を全力で楽しみたいなあ。そんな気持ちです。
今日を全力で休んで、明日からまた笑顔でいきましょう🍀