家の柱に書いた横線
少しずつ母の背丈に近づいて
小さい手には丁度よかった
スパイダーマンの箸は小さくなって
古い家の床を毎日拭き掃除する背中に
「感謝を忘れないで」と母の口癖が飛んで
少しくたびれたタオルケットは
太陽の匂いから母の匂いに変わる
隣のカズおばちゃんも
隣のチカラ爺ちゃんも
まるで隣に住んでる
家族見たいな人達だった
あの日
そこに合ったものが
底に沈んでいった
大丈夫
私は生きている
大丈夫
私は生きていく
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これは去年書いた詩です。👇
#311に寄せて
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#平和への祈り