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姫百合に会えるのは六月

百合というと お顔くらいある大きなハイブリット系の百合を思い浮かべる方が多いと思いますが、姫百合は 咲いて7センチ前後の小さなちいさな百合。

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ハイブリット系の百合は 花屋さんでは一年中会えますが この姫百合に会えるのは、ほぼ6月、でしょうか。

百合は 6月の「月の誕生花」のひとつでもあります。

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6月初旬の今、我が家にも飾っています。

百合って うまく水があがらないっていうこともなく、切り口を新しくしてお水をたっぷりめにして活けてあげれば、次々と蕾を咲かせてくれるお利口さんです。

そして この姫百合は 小さいので ちょっとした場所にも飾りやすいです。香もありません。

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これは 以前 会社さまの受付に飾ったものですが、黄色とオレンジの姫百合を使っています。出回りが多いのはオレンジですが、時々黄色にも出会えます。

入江泰吉さんの「万葉花さんぽ(小学館)」の中に 夏の花として、この姫百合が写真とともに 歌が紹介されています。

夏の野の繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものそ
            (大伴坂上郎女)

~万葉びとたちは、丈が低く花が小ぶりの姫百合の、人知れず咲くひそやかな姿に心ひかれた~ と綴られています。

遠き万葉の時代から 1400年近くもの長い間、日本人はその文化や服装、たたずまいも変化してきたけれど、姫百合はかわらない姿で、日本に息づいているのだと思うと不思議な気持ちになりますね。

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この6月だけ 会える百合で 笹百合 乙女百合 という可憐な百合もあります。ただ、出回りが ごく少量なので 会った方は 幸運です♪

こちらは 以前 文京区の白山神社で 咲いていたもの。乙女百合は優しい甘い香りもします。

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恥ずかしそうに頬染めて うつむく乙女のようでしょう? そんな頃はワタシにも あったかしらねえ。。いや、、乙女時代も そんなキャラではなかったのでした。。^^;


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