就活辟易記

今年は売り手市場だとか言われているが、それを実感することはない。

就活が始まって早何ヵ月内定がでている子も知っているが、わたしにはまだまだその道のりは険しそうだ。

世間で言われる言葉は聞き飽きた。
マッチングが大事だとか
早さじゃないとか
就職は縁だとか
落ちたからってあなたの価値が否定された訳じゃないとか

そんなのとっくに知っていて、理解していて、でも受け止められないものは受け止められない。

あまりに長引くと持ちそうにない。

わたしは所謂F欄出身で、バックグラウンドは自分の中では整理できてると思いたいけど重たくて振り返りたくないことばかりで、でも大学時代にアルバイト先の事務所や会社で良い出会いがあって大切にしてもらって、親のお陰で留学もして、良い友達に恵まれて、ああわたしって成長したと思うのに、きっと誰かの足元にも及ばないのかもなんて考えて。

努力してない人より努力してる自信はあるのに、努力してる人以上に努力してる自信はない。

結果もまたしかり。

自分のやりたいことはある。できることは限られてる。
向上心はある。好奇心がありすぎて優先順位も決まらない。

本当は輝きたいわけじゃなくって、田舎で静かに自分の生活を豊かにして暮らしていきたい。でも若いうちにいろんな人と会って視野を広げて知らない世界も見てみたい。

確かに芯はあるのに、わたしの心はいつも矛盾していて何が正解かもわからない。

なんとなく流される人生でもいい。それなのに自分の人生だからと、自分で選び取りたくなる。

後悔したらきりがないし、将来なんてわからない。今を大切にしたいのに将来ばかりに気を取られて、過去の自分を見つめ直して、わたしを知るのはわたしだけでいいのに。

履歴書を見るだけの人に、面接するだけの人に、わたしの中身を見せることに疲れた。

仮面をつければいいのにそれもできない。

相手だって仕事なのにね。

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