保育園の連絡帳は、成長記録でもあり、先生とのコミュニケーションツールなのだ。〜カカさん編〜NO9
ココちゃんは保育園に通っている。
トトさんも私ことカカさんも、時間の決まりがあるようでないような仕事で、
たいていは、トトさんが仕事を調整して送迎している。
打ち合わせが早く終わった日は、なるべくお迎えに行って、ココちゃんがお友達と遊んでいる様子を見たいけど、なかなか行けないのが現状で、トトさんから聞く保育園の話や、連絡帳に書いてある先生からのコメントが楽しみなの。
中でも里依紗先生のコメントは、ココちゃんの成長はもちろん、ちょっとしたおもしろ秘話を書いてくれるから、ココちゃんへの愛おしさが増す。
それで、家であったことも聞いてほしくなったりしてね、交換日記みたい。
一緒に子育てを楽しんでくれる人がいるって心強いって思う。
先日のこと。
「トトチック」と、謎の暗号をいうココちゃんに、
「それは何色?」と聞いたら、「ト、ト、チ、ク」と、人差し指を1本立てて教えてくれたそう。
その言い方が隣のクラスの先生にそっくりで、ココちゃんの観察力はすごいと感心したことと、
結局、何色かはわからず、トトチックへの謎は深まるばかりです。と書いてあった。
「トトさん、先生がトトチックは何色か知りたかったみたいよ。」
「え?色なんてないやん 笑」
「そうそう、ココちゃんも先生の質問にどう答えたと思う?」
「え?なんて答えたん?ココちゃんは」
「ト、ト、チ、ク」(お帳面から想像する言い方で)
「答えになってないやん…笑」
トトチックとは、トトさんとアスレチックを合わせた造語で、私たち家族では
2日に1回は口にしている言葉だ。
トトさんを登ったり、ブランブランとブランコのようにしてもらったり、
足の甲の上に立ち、ヨチヨチと歩いてもらったり、スキンシップすることを
ざっくりとまとめてそう言っている。
明日のお帳面のページを開き、トトチックは、ココちゃんもトトさんも楽しくなって
オレンジ色になることと、それを見て幸せを感じる私はクリーム色になるかもしれないと書いた。
謎が増すかな。
コーヒーを淹れていると、トトさんが「クリフトン」の話をしはじめた。
(これは、NO8をご覧ください。)
ココちゃんには“おもしろ話“が毎日あって、ココちゃんが寝た後の
夫婦の会話も、ココちゃんの話をすることが多い。
お風呂で「クリフトーーン!!」ってはしゃいでいた陽気なトトさんに
笑えたことを話すと、実はちょっと疑っていたというか、
気になっていたことがそうじゃなかったと分かって
はしゃいでしまったと白状した。ほ〜らね、やっぱり。
っていうか、いつもお風呂でココちゃん以上にはしゃいでいると思うけど。
「ふぅ〜ん、そ〜だったんだ〜。疑ってたんだぁ〜」
「いや、大丈夫とは思っていたけどさ、ちょっとさ、」
「ほぉ〜、そ〜ですか、そ〜ですか」
モゴモゴソワソワ困り顔のトトさんの様子がおもしろくて、
ついね、意地悪しちゃうんだよね。
トトさんが「ごめん、お詫びに…ちょっとコンビニ行ってくるわ。」と
出ていった。言いすぎたかな。そう思いながら、ココちゃんの寝顔を見て
頭をそっと撫でた。
ふわふわの髪の毛が気持ちよくていつまでも撫でていたくなる。
しばらく経ったのかな。
そのまま少し寝てしまっていたみたい。
目が覚めると、トトさんが、甘い香りのキッチンでスマホを見ながら
楽しそうに洗い物をしていた。
起きてきた私を見て「オーブンオープーン!」と言ってみたものの
ちょっとふざけすぎたと、肩をすくめた。
「ごめん、いろいろ」と、フォークを差し出した。
笑…怒ってなんていないのに。
オーブンをオープンすると、甘い香りのフォンダンショコラ!
「一緒に食べよ。」大きく一口とってトトさんにお皿を渡した。
「おいし。」「うまっ」
それから、ココちゃんのつむじの話で大笑いした。
手をついた床の、グニュっとした感覚がミミズだと思い、
ビックリして手がピロピロし、それがおかしすぎる!!と、
お腹を抱えてヒーヒー大笑いした。
また、連絡帳に書くネタが増えた金曜日。
美味しいフォンダンショコラのレシピはトトさん編で
毎週水曜日更新(したい!)またみてね!
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