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ココちゃんとトトとカカ#26 もう卒園かぁ。

《これはトトさんと、私カカさん。そしてココちゃん3歳の暮らしのお話》

ココちゃんの髪を二つに分け三つ編みをし、くるくるっと丸めてお団子を作り、
先日、茶屋町で買った、小さなリボンがついたピンでちょこんととめる。
もう片方も同じようにクルクルッと丸めてピンでとめて完成。
春らしいクリーム色のワンピースによく似合っていてなんとも可愛らしい。
「次はカカさんの髪の毛やり。ココちゃんが手伝ったげるわ」と、
ヘアピンを選んでくれた。
ココちゃんが選んだヘアピンは、赤と白の水玉柄のボンボンがついたもので、
流石にそれはちょっと・・・。
「もうちょっとシンプルな小さいやつにして欲しいねんけど」と言うと、
「なんで〜これ、カカさんに似合うで?なにが嫌なん?世界一可愛くなるで。
いや、今も可愛いねんけどやな」と、すかさず言うココちゃん。
もう言い方がトトさんそっくり。「世界一可愛い」のフレーズといい、
「いや、今も十分可愛いねんけどもやな」は、トトさんがココちゃんに浴びせるように言う言葉。
それにしても、いつの間にか赤ちゃん言葉が減ったなぁ。

今日は卒園式。
ついにココちゃんも本園の年少さんになる。
昨夜は「感慨深いね」と、ワインを飲みながら泣き出すトトさんにつられ、
「あんなに赤ちゃんだったのにね」なんて写真や動画を見ながら泣き笑いをした。

顔をひっかかれた傷が深く、病院に連れて行ったことや、
頬を噛まれて紫色になり、私が帰ってくる時間を見計らって、
園長先生と担任の先生が謝りに来てくれたこともあった。
おもちゃを取られて泣いているお友達を見て、「返したり!!」と
おもちゃを取り返して振り返った時に勢いよく柱に頭をぶつけ、
今度は自分が大泣き。大きなコブができたこともあった。

お迎えに行くと、洗濯バサミを全身につけて踊っていたね。
トイレットペーパーを頭に巻き付け「ラプンツェル」で迎えたいという
ココちゃんの気持ちを叶えてくれた先生。
「ココちゃんの大事なてんとう虫さんなんですよ」と、道端で拾った小石を、
丁寧に容器に入れて持たせてくれた先生にご満悦だったココちゃんの顔なんかも思い出す。
先生たちにはいくら感謝しても、全然足りないくらいだ。
30分ほどの式の間で、鼻水と涙が滝のように出て大泣きする夫婦に
ちょっと周りは引いたかもしれないな。
トトさんなんて花粉のせいにしてたけど、ヒクヒクいうからさー。

式の後、トトさんはココちゃんを連れて、お義母のところに行く。
こないだ作ったスパイスカレーが美味かったから、それを食べさせてあげるんだって。
卒園式の動画も見せてあげられるしね。
お義母さんが好きな洋菓子をお土産に持って行ってもらうことにして
私はゆっくりとママ友達とのランチを楽しませてもらう。
いっちゃんママと、ニコちゃんママとお店に向かう途中で、
ふたばちゃんママも合流した。
ふたばちゃんママとは、バレンタインの頃以来かも。
ランチはトリッパが美味しいイタリア料理のお店だ。トトさんもリサーチ済みらしい。
スパイスが効いてて、一度食べたら病みつきになるらしい。
あとでパスタを追加注文して、トリッパで和えるのもありなんだとか。
というのはニコちゃんママ情報。楽しみ。

空を見上げると、桜の花びらが一枚 ひらひらと舞っていた。

来週は入園式。桜の下で写真が撮れるかな。
みんな卒園おめでとう!


春は別れと出会の季節と言いますね。新しいことを始めたり、居場所が変わったり、
心と体のバランスが崩れやすいから、好きなことにしっかり目を向けて暮らしましょうね。トトさんのように。←スパイスを見ると本人は5分と思っているけど、1時間経ってるからね!

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