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東京銭湯巡り

子供の頃から銭湯が好きで、
大人になってもやっぱり銭湯が好きだ。

大田区 東雪谷 稲荷湯

東京オリンピック期間に開催されている東京銭湯フェスティバルスタンプラリー。パラリンピック期間中は3箇所の銭湯でスタンプを集めると先着で手拭いがプレゼントされる。

但し、景品の受け渡しを行う銭湯は限られているので要注意。

大田区では東雪谷の稲荷湯さんが対象なので、手拭いゲットだぜ!を兼ねてお邪魔してきた。

本日の下足箱は81番をチョイス。

さて問題ですっ、何で81を選んだのでしょうか?

「日本の国番号だから」

81は国番号、その通〜り!(児玉清のモノマネをする博多華丸風に)

番台のおじさんにスタンプ帳を渡し、無事手拭いはゲットした。さて、ここからが本番だ。

浴室の高い天井と乳白色のタイルには蛍光灯の白い光が映える。何となく雰囲気が無機質に感じられ、昭和の匂いが漂ってきた。

先ず驚いたのが、立ちシャワーが入口の両サイドに配置。

入口が黄門様なら助さん角さんの位置が立ちシャワー。

入口がシブがき隊のもっくんなら、ふっくん、やっくんの位置が立ちシャワーだ。

この例え、まだ続けようか?

右壁面にカランが8基、並びにバリアフリー対応のホースシャワーのカランが1基。奥の壁には更に3基並ぶ。

浴室中央にはボックスタイプのカランが4X2で8基。

しかもコロナ以前からと思われる仕切りがついた没入感仕様は宛ら漫画喫茶のそれと同じだ。

カランの配置といえば品川末広湯さんの8角形オクタゴンも衝撃的だったが、稲荷湯さんも負けてない。

サウナの横の水風呂からバイブラ、ジェット、ボディーマッサージと続きL字の位置に薄褐色の温泉風呂。

大田区にしては薄く、濃さは白だしといったとこだろうか。

注意してほしいが、この温泉風呂、浅そうで意外に深い。

浴槽に立つとお湯の位置がおへそから指4本分下に来る。

(※分かりやすく説明すると、アレだ、モジャモジャのちょい上。イメージつくだろか?)

非常に気持ちよく感じたお湯の温度、温度計は42度を指す。因みに水風呂の水温は24度。この温から水の交互浴が非常に気持ちよかった。(※分かりやすく〜以下リピート)

水風呂横のバイブラに浸かり直すのだが、
ふと前のボックス席(対面型カラン)の仕切りの隙間が気になる。

次の瞬間、おじさんの足がカラン上のスペースに乗っかったのだが、仕切りが手伝い、壁から「ちょっとだけよ〜!」をやる加トちゃんの様に見える。

湯船越しの人間模様、これだから銭湯はやめられないのだ。

個人的に気に入ったポイントがある。
それは、入り口付近の壁の時計の位置が低い事。目線を上げる事なく視線の先に時計がある。近づけば、ど近眼の僕の裸眼でも十分わかる。

但し湯船から距離がありぼやけて時刻を
読み取る事が出来ない、そんな時の僕の必殺技をお教えしよう。

故小松政夫さんのギャグ

「長〜い目で見てね!」

あのマネをするとピンホール原理の如く、
引っ張れば引っ張るだけ視力が上がる。
時計を見るにはもってこいだ。

お湯の温度、水風呂の温度、温泉風呂の深さ
カランの配置、全てがとても愛おしい。
稲荷湯さん、リピート確定なのは言うまでもない。

次回はあのおじさんと同じカランの場所で
こっそり加トちゃんのマネをしてみようと思う。

もちろん、「ちょっとだけよ〜」と言わず
出し惜しみはしないつもりだ。

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