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東京銭湯巡り

子供の頃から銭湯が好きで、
大人になってもやっぱり銭湯が好きだ。

大田区 仲六郷 照の湯

朝風呂から始まる優雅な週末

1週間の頑張りにご褒美を与えてくれる、そんな存在だ。

お目当の新田浴場が何故か閉まっていたので
そのままバイクを走らせ、照の湯さんへお邪魔した。

暖簾をくぐると乗馬マシーンが出迎えてくた。
流石にこれに乗りながら入ってくるお客様を迎えるのはちょっと恥ずかしいぞ。

脱衣所では年季の入った木製身長計が目に入る。徐に見たメモリの192cm、誰を想像するかであなたのセンスが問われるのではないだろうか?

因みに192cmは格闘王、前田日明氏の身長だ。

では浴場へ。

規模としては決して大きくはないが、コンパクトさが絶妙だと感じる。

冷鉱泉と書かれた贅沢な黒い水風呂、その横に立ちシャワーが2基。内1基はシャワーヘッドの漏れが激しく通常の穴から噴射されるシャワー3に対して漏れ7だ。
気を付けろ!全くもって容赦ないぞ。

外へつながる扉の向こうには黒湯の露天風呂。温度は40度。ゆっくり浸かりながら今日の旅路を振り返ろうじゃないか。

以前、この銭湯巡りで黒湯の濃さを
醤油、コーヒー、めんつゆと分類した。
湯面に向かい浮かび上がるわがままな膝小僧が味付け玉子に見えてきたので濃さは醤油という事にしておこう。

壁面には18基本のカラン、中央には内湯の檜風呂、ジェット、浅湯、電気風呂と薬湯が上手く配列されている。
ジェット、浅湯、電気が一体化ている為、流れで楽しめるのもポイント。

特徴的なのはカランに配置さた腰掛け代わりの石柱。備え付けのそれは初めて見る。高さも悪くないが髭を剃る際に鏡に近づくのはちょっとコツがいるかもしれない。

小生、目が悪いもので。

驚いたのがこの檜風呂、何でも古代檜という特別な木材を使用して造られているそうだ。壁には古代檜についての説明書きがあったが、カランを使うお客さん越しには
読めなかった。

小生、目が悪いもので。

そして問題なのが、(いや、問題ではないが)薬湯。あなたが想像し得るそれを越える変化球

本日はズバリ パイン飴湯。
人生で初めて使った入浴剤バスクリン。そのオレンジ色の粉末がお湯に入れるとケミカルイエローに変わった衝撃を彷彿とさせるお湯の色。

そのお湯に浸かりながら目に入った
「パイン飴まみれ!甘酸っぱくてジューシー!」と書かれた薬湯の案内。僕の大好きなどぶろっく先生なら、これらの
キラーワードを使って素敵な下ネタソングを作ってくれそうだ。僕のリクエストとして飴の中央に開いた 穴 
この穴をどうかその歌詞にねじ込んで欲しい。

オラ、ワクワクすっぞ〜!

そんなワクワク加減で今日の旅路を
振り返っていると、あるおじさんが目に入った。普通、ロッカーキーは左右手首、もしくはひじの辺り、あとは足首辺りではないだろうか。

そのおじさんのロッカーキーの場所は
峰不二子がデリンシャーを隠す太ももと同じ位置。流石に真似はできないが、もしおじさんを見かけたら是非ロッカーキーの位置を

絶対見てくれよなっ!

冷鉱泉からの檜風呂、富士山と波しぶきが
上手く表現されたペンキ絵を眺めながら
本日何度目かの今日の旅路を振り返っていた。

朝風呂から始まる優雅な週末の筈、、、、が

1週間の頑張りを無情にも徴収、そんな迷惑で不必要な存在だ。

今日の入浴料480円プラス6000円

オラ、怒ったぞーーーーー!!


8分前

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