東京銭湯巡り
子供の頃から銭湯が好きで、
大人になってもやっぱり銭湯が好きだ。
大田区 調布弁天湯
ここ最近は大田区の銭湯を攻めていたせいか
大田区制覇が着々と近づいてきている。
銭湯お遍路のスタンプノートは2冊目に入り
123箇所目は調布弁天湯さん。
久しぶりの投稿だが、流し見程度でご覧頂ければ幸いだ。
現在東京都浴場組合では東京銭湯フェスティバルというオリンピック期間中のスタンプラリーを開催中。受付ではお遍路用と、このスタンプノート計2冊にスタンプを押してもらう。
調布弁天湯さんはロッカーの鍵を番台で受け取るのだが
「何番がいいですか?」
と初めての銭湯で聞かれても正直困る。
「壁側の39番はどうですか?」
そんなあなたのセンスにありがとうな!
脱衣所には旧式の体重計が2台、その隣には
ぶら下がり健康器が鎮座。ラットよろしく広めのバーは玄人好みだ。
マンションタイプの為、浴場の天井は低め。
奥の壁にはL字に配置された3つの浴槽
座風呂、バイブラ、薄褐色の天然温泉と申し分ない。
入湯料プラス100円のサウナもナイスな価格設定。
残念ながら水風呂はない。立ちシャワー2基
と専用の全身水シャワーブースがあるのだが、
水シャワーのいかついレバーが何ともラギッド感を高めてくれる。無骨さ、いい言葉だ。
壁側の浴槽に浸かりつつ、ふと壁のタイル画に目がいく。
全体がオレンジ色の壁に十数羽の鶴が北西の方角に羽ばたくタイル画、初めて見る。
たくさんの鶴が目指す先には女湯。
恐らく鶴の性別は雄だろう。押忍!
次にシャワーの壁に飾られた3枚のパネルに目がいく。
1枚は「モナコ」1枚は「ニューヨーク」
海外の街並みの写真を飾るなんて店主のセンスはここでも発揮される。
問題なのは両サイドを海外の街並みで挟まれた1枚
その名も「ギャラクシーウォー」
惑星に目がけて進むスペースシャトルの写真は
両サイドとの関連性が全く感じられない。
「って事はアレか、店主はイーロンマスク好きだな?」
湯船に浸かり過ぎた僕は少々逆上せてしまった様である。
仕上げに薄褐色の天然温泉に浸かると
壁の注意書きにこんな文言があった
(一文一句正確ではない)
「サウナ利用の方は水シャワーで全身を流してから浴槽に入って下さい。保健所の指導で水温は43度以下にしないで下さい」
しかし、最後の いで下さい の文字が消えてしまっている。
43度にしな で終わった注意書きはちょっと粋がった不良女性が口にしそうな言葉だ。
さしずめビーバップハイスクールに出演した宮崎ますみが適役ではないだろうか。
湯船、水シャワーを繰り返し、調布弁天湯さんを十分堪能
脱衣所ではサザンの真夏の果実がBGMで流れていた。
「今年は夏らしい事できなかったな」
どなたか夏が終わる前に、私を〇〇〇に連れてって!
もれなくホイチョイプロダクションズ新作として
映画化を企画する予定だ!
スマン、未だ逆上せたままの様である。