アメリカンドリーム?
どうもハナイです。
前回は「スーパービバホーム 和泉中央店の屋上駐車場」からお送りしましたが、今日は「岩原むかいだの家」からお送りします。
今回はアメリカ登山について記します。
「Pacific Crest Trail」通称PCT。アメリカの西側をメキシコ国境からカナダにちょこっと入ったところまでズバッと縦断する登山コースです。
登山と言っても山頂を目指すピークハントをするわけでなく、平地や稜線などを紡いでいく水平移動色の強いものになります。
総歩行距離は2,650マイル、4,260kmです。これを半年かけて歩くのです。全く想像つかないですね。しかもこれにプラスして、食料調達やらスマホの充電やらで週1ぐらいで街に降りなければなりません。そんな途中で歩く意義を見失いそうな果てしない旅に出かけます。出かける予定です。
「出かける予定」というのも、アメリカはそう簡単には歩かせてくれません。PCTを歩くためには数々のハードルがあります。
まず、歩くことが出来るのは3月から5月の間で1日35人限定なのです。しかもその通行許可は先着順。11月頃に行われる通行許可争奪戦を勝ち抜いてやっとスタートラインに立つことが出来ます。そこから、半年滞在する為のB-2ビザの取得、カリフォルニア州での火気使用許可、カナダへ徒歩で入国する為の許可、というように手続きに次ぐ手続きで考えるだけで億劫になってきます。というか億劫になったので、興味のある人はWikipediaで調べてみて下さい。
最後になぜ歩こうと思ったのかを。
登山を始めた16歳の頃。お金が無いので、アウトドアショップに行っては無料のカタログを貰ってくる日々を過ごしていました。その中で見た1枚の写真がPCTの写真だったのです。そこからいつかは自分の目で見て歩いてみたいと思うようになりました。しかし、学生時代はお金がなく働いたら働いたで時間がない。そんなジレンマから解放される貯蓄を夢見ていました。そうしてやっと100m先に渡米できそうな金額が見えてきたので、思い切って仕事辞めてみた。この理由がA面です。B面は本場のフーターズに行ってみたいからです。なんなら両A面、いやB面がA面です。
そんな来年を目標に今は高知県で働いています。仕事事情は次回に。今はタバコを買いに片道1時間かけてコンビニに行くかどうか迷っています。
行ってきます。
では次回。