【感想】ウマ娘 新時代の扉(映画)
映画見た時の感想です
●ウマ娘 新時代の扉(映画)
・およほぽっと出のジャングルポケットは、主人公として良い性格の良い主人公で好感が持てたと思います。
・推しはアグネスタキオンで、性格も喋り方も動作もどれも最高でした。
1番になることよりも、ウマ娘というもの、走るということへの研究や純然たる興味にのみ動かされる、そんなマッドサイエンティストなキャラクター。トレセン学園における異端な感じがとても好みで見ていて飽きが来ません。
2回目のレースにて、限界を超えて走るアグネスタキオンのシーンはとても興奮しました。
・だからこそか、アグネスタキオンが脱落した後の展開はあまり面白く感じませんでした。
ライバル2人の戦いがあって、勝ちに拘る方と無関心な最強の対立は見ていて面白いものがあったけど、史実を元にしているせいもあって、ジャングルポケットが彼女に勝てる要素は無く、惜しくさえも有りません。
それを軸にした精神展開があってラストのレースがある訳ですけど、あの作品単体におけるオペラオーはまるでぽっと出のキャラでしか無く、最強の肩書きでしか語られていない彼女に勝ったとしても、あまりカタルシスは得られませんでした。
例えば、史実無視ですが、何ならアグネスタキオン(研究者)とタッグを組んでバディものとして特訓を重ねて2人の力を合わせてようやっとオペラオーを倒す展開の方がまだ好みだったかもしれないです。タキオンは走らず、分析等の協力。新時代の扉は一緒に開ける訳です。ジャングルポケットにアグネスタキオンの影が重なって、2人で叫びながらゴールする、みたいな。アグネスタキオンが求める最強の走りを、彼女には出来なかった限界を、彼女の後押しによってジャングルポケットが超えてみせる展開。また、あの子の影も超える。みたいなそんなのだと好き寄りでしたね。