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コロナ後の演劇界隈こうしていこうよ

このコロナは一つの流行り病ではなく、今後の世界のやり方、過ごし方を変えていくのだろうなと思います。

リモートワークでいいじゃんってなる人、オンライン会議でいいじゃん、むしろそっちのほうがいいじゃんってなる人、なくなっていくサービス、売れていくサービス、ガッツリ変わっていくでしょうね。手紙からメールへ、メールからLINEへ、家電からケータイへ、ケータイからスマホへ。みたいに。ここで在り方を考えていかないと置いていかれそう。な気がするよ。

ただ、お酒を呑まないし、飲み会が大嫌いな僕はちょっとオンライン飲み会がよく分かっておりません。

電話しながら買ってきた酒を一人で飲むって事?なんで今やるんや!昔から出来ることやん!むしろそれが一番楽やん!LINEのグループ作ってそれでええやん!

あれか?男が女の子と飲み会の後、ホテル行くにはオンラインじゃ出来へんし、店行って二次会行ってって段取りを踏まないとあかんからか!?面倒くせぇ!!!濃厚接触や!それもオンラインでせぇ!!


話はそれましたがコロナショックが収束しようがしなかろうが、時代が一つ変わるのは確実でしょう。著名な方々も言うております。僕の願望としてはスーツを着る文化や、髪型をみんな同じようにしなくちゃいけない文化などマナーの常識と言われるものすべてなくなってほしい。ここまではいかへんけど。『え?名刺交換?まだ紙でやってんの?』みたいに言われるまでに変わってほしい。マナー分かってるか分かってないかしか見えてこなくない?そんなところまでテコいれを始めてほしいなと思う今日この頃。つくづく生きていきにくい考え方だと思いますわ僕。


演劇界隈も間違いなく変わっていくでしょうね。

変わる変わらない関わらず、僕はお客さんの前でダイレクトに反応を感じることが出来る舞台が大好きなのでそれはこれからもやっていきたいのですが、ただただ舞台をやっても自分自身が全然好きじゃない小演劇界隈と何も変わらないですから。元々アングラな世界ですからね。何か違う事を始めなければいけないでしょうね。

なので、今回このnoteでも書いてますが、公演をする前に台本の販売をしてみました。これですね、残りわずかです。

こっちも宜しくです。

Tシャツは3色から選べます。


あ、また宣伝へと話がそれていってしまいました。正確にいえばコロナで結果的に、公演前に販売することになってしまっただけですが、僕は公演前に全部販売してしまうのって全然有り、むしろもっとやったほうがいいと思ってるくらいでして。僕は台本を書くのが死ぬほど遅いので製作がギリギリになってしまって出来ませんでしたが、早く作れていたなら絶対事前販売やってました。

芝居の今後

コロナあるなし関係なく、芝居の今後は変わっていかなきゃならないと思います。

商業演劇と小劇場界隈色々なお芝居が転がっておりますよね、まだ東京の舞台はそこまで観てないので全部わかったようには語れないので間違っていたら申し訳ないのですが、全部すっごい閉鎖的だと思うんです。前に書いた記事で暗い作品は嫌だと書きましたが(こちらです)実際に暗いのも多い。まぁそれはアングラから始まった文化ですので全然いいのですがそれでお客さんに何を思ってほしいのだろうって思っちゃいます。とにかく暗くて閉鎖的なんですよ。そこを何とかしていかないとって言うのが最大の課題ですよね。小劇場界隈が好きじゃないくせにその界隈に居るのはきっと僕だけじゃないと思います。嫌いな理由はまた記事に載せますね。(編集します)


とにかく今後はこの閉鎖的なのを辞めたいので、僕が考えているのは


全部見せてしまおう!って事です。

タブーだとされてるかもしれませんが、なんでタブーなんだろ。全部見せたらええやん。

全部です全部。



チケット代、高いと思いません?正直同業者から見に来てくれって言われて5000円以上のチケットは死ぬほど高いです。ましてや面白くないかもしれないものに5000円出して、交通費だして時間割いてってしたくないのです。

あ、僕の台本は死ぬほど面白いので5000円以上の価値があるので是非買ってください。

あ、また宣伝してしもた。チケットが高いんならその内訳を公開するのです。

劇場料なんかはその劇場のホームページを見ればわかるのですが、そのほかの経費にどれくらいかかってるとか分からなくないですか?

衣装代(借り物ならクリーニング代まで)、物販用意費、稽古場がない団体は稽古場代、その他雑費ここまで全部公開するといい。

そしてもっと言うと役者のギャラも全部公開していいと思うのです。

こんなにも貰ってるのにうんこみたいな演技力と技術やな!」って言われないために役者さんもっと頑張ると思うのです。そして「え!?あの役者さんこんなにも素敵で1ヶ月ずっと拘束されて稽古して舞台もロングラン公演なのに2万円!?1ヶ月2万円なの!?凄い!好き!応援しちゃう!うっふぅーん!」となるわけですよ。

もちろん演出家や脚本家も一緒です。貰いすぎてるとこありますから。絶対。

ちなみに96×stageの逆ちゃう?の僕の脚本料演出料は要りません。って言いました。

プロデューサーの川畑くんがええ人すぎるので、まぁまぁな金額提示してきたのでそんなにいらないよと。その代り団体を大きくしていきたいなと思いまして。

ただ、物販で販売してる僕が勝手に作った台本は製本する時にかかったお金など全部僕が負担してるのでその分はちょっとちょうだいねって話にしましたが。そこだけは勘弁な!笑

また話が逸れましたが、ギャラなしでチケットバック制の団体もあります。個人がチケットを何枚売ったかで舞台のギャラが変わるシステムですね。5000円のチケットが1枚売れたら半分の2500円は役者様の取り分ですよってやつ。半分の還元率のとこあるのかな。10枚まではバックないですが、10枚以上からは全額バックです!とかもあるかな。

チケットバックシステムの中でさまざまですが、皆様が見に行ってる団体ってそこ公表してますか?どんなシステムとか知らないですよね!?

ここも公表でいいと思います。


チケットが出演する役者の名前で何枚予約が入ってて、何枚前売り券が売れているのかとかも公表した方がいい。

売れる人売れていない人明確に出て来るし、売れてない人は死ぬ気で頑張るでしょう。

応援するお客さんも売れ行きみながら追加してくれたりお友達呼んでくれたりもするかもかもかーもね。

大きい劇場で大きな団体さんなんかはしなくていいと思います。その団体自体が好きで買う人もたくさんいるし。僕もそうですしね。小劇場に関してはある程度公開、公表していいと思います。ってかそれくらいの覚悟を持ってやらんとダラダラした人が増えるだけなんですよ!

趣味でやるなら問題ないですよ。けどそうじゃないならそれくらいの意識は絶対必要。だと思う。


次に公開してもいいと思うのは稽古風景

配信するんです、稽古風景全部。僕は脚本書いてる姿から全部配信してもいいと思っております。うーんとか言いながら、僕は脚本書きながらその台詞を自分でブツブツ言って書きあげていくのでそんな様子を流す。生配信でもいし、編集してyoutubeにあげてもいいし。

最初にも書きましたが僕は面白いのか面白くないのか分からないものにお金を払うのは怖いです。ヨーロッパ企画さんは大好きなので問答無用で見に行きますが、それは面白いのを知っているからです。何年か前に同期の芸人に教えてもらった時は「へぇ~」くらいで何もしませんでしたがspan!の水本さんに劇場連れていってもらったときに観てドハマりしてしまいました。

何かきっかけがないと見に行かないんです。僕はたまたまお誘いいただけたから出会う事が出来ましたけど。なので稽古風景を見て面白いなと思ったら生で観てもらうってのも一つの選択肢でいいんじゃないでしょうか?

この稽古風景配信にはめちゃくちゃいいところがあって

まず、お客さんと一緒に舞台を作り上げていく感覚を得られること。

今の時代って人にもよるんですが、完成形のものを『はいどうぞ!』よりも『こうやって作ってます!成長を見てください!完成したら是非見に来てくださいね!』の方が感情移入もするし、面白いと感じるんじゃないでしょうか?料理もみんなで作った方が楽しかったりするし。

そんな感じで、生配信とかにするとコメントで参加することもできるし、自分が気になったとこが本番でどう消化されていくのかとかワクワクすると思うんですが。

そして役者側の意見を言うとダラダラ稽古する役者が出てこないでしょう。誰かに観られているって意識がもっとあがりますし。稽古でダラダラするなんてもってのほかかもしれませんがいるんですよ。割かし僕も緩くなるとこも多いです。ふざけるの好きなので。そこをブレーキかけてくれるのが生配信かなと。笑

あと、理不尽でうっとおしい演出家も減ります。笑

自分が出た舞台じゃないんですが、演歌歌手さんの舞台の現場にお手伝いで入った事があって、その現場を任されてた演出家が腕組ながら

『ん~…歌い終わった後にさぁ、お辞儀して「ありがとうございました」って言えばいいんじゃないかな?』

って言ってて驚愕したことがありました。震えました。

こんなんで金貰ってんの?って。めっちゃドヤってたもん。ん~…の…の部分からの喋り出しへの切り替える顔ったら誰にも真似でけへんよ。

そんな演出家は演劇界にはいないと信じたいですが、そういったわけわからなかったり、理不尽な怒号を投げつけるような演出家の元、稽古しなくてはならないっていうところからも稽古配信することで逃げられます。

あと、僕はダンスが死ぬほど苦手で、ダンスシーンがあれば後輩から

『花岡さん、関節1つ2つどこかで落としてきました?』

って言われてしまうほどの実力なんですが、そんな僕の関節のないダンスの練習風景を配信で流すことによって、本番ある程度踊れてたら『うわぁ~頑張ったんだね~』とハードルが下がるわけですよ!笑

けど、稽古風景を発信していないとなぜか僕は運動神経ある顔とずっと言われてきているので、ダンスも踊れそうな顔してるのに全然やん!っていうのが生まれてしまうわけです。損してるでしょこれ!

だからダンス稽古になると死ぬほど頑張るんですが、頑張ってもそりゃずっとダンスを本業としてやっている方に並べるわけがないんですよ。歴が、積み重ねてきたものが違う。

でも頑張るんです。そこを見てもらいたいんです!完成形じゃなくて!

100点を期待して120点見るより、5点の頃から見てもらって本番100点を出す。

結果は120点と100点で後者のほうがダメなように見えますが、ふり幅が全然違う。その幅を観て楽しんでもらう。

それでどうよ!逆に夢与えられるんちゃう!?


こういうことをいうと『いやぁ、ネタバレはどうなん?』って言う人が必ずいるんですけど、『うるせぇ!そんな価値あんのか!?』って思います。

見に来てくれと頼み込んできてもらってるうちはまだそんなもんなんですよ。

来てもらう人のニーズに答えていない。面白いことはもちろん、観た人が欲しかったものを与えないと。

そして、それをちゃんと商品化してビジネス化していく。

ビジネス化の話はまた今度。別の記事できっと有料マガジンの記事で上げますね。


より良い世界に変わっていきますように。


花岡ショー

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