ウンザリする系怖い話

怖い話が好きでよく読んだり、聞いたりするのですが

よくある5ちゃんねるとかに投稿された系怖い話を読んでて思うことがあるのです。

とにかくやたら長い系のやつに対しては、もう投稿系怖い話あるあるが、それはもう石の裏のダンゴムシかのようにビッシリ敷き詰められております。


もはや誰視点なのかを変えただけやんってくらい同じ話もあるし、出てくる怖いものの名前が変わっているだけで、他にもこんな話読んだなぁってのが多いんですが、みなさんわかりますかね?


もうほとんど同じやんって思うのです。

長く長く読んでると、はいはい、次こうなるんでしょ?ほらね?みたいな。ウンザリですよねぇ。

今日はそんなウンザリ系怖い話のあるあるを羅列していきます。


・自分の話投稿系サイトなので、主人公は「俺」か「私」なのですが、「俺、私」の所在地約5割が片田舎。残りの5割は親族(主に祖父母)が言い伝えとか残っていそうな片田舎。

基本的に都会には住んでいません。都会に住んでたら、怪現象とか起きないからね。都会がそれを許さないからね。

・そして、村の者も語らないが、暗黙の了解で触れない場所がある。

これないと怖い話はじまらないですからね。

・「俺、私」とその他何人かの友人で、理由は知らないけど入っちゃいけないと教えられている場所で遊ぶことになるが、友人のうちの一人が8割方『怖いもんなんかねぇよ、平気平気』キャラが起承転結の起~承の部分を担う。残りの2割は何故かついてきてしまった友人Dあたりの妹。

平気平気キャラはいないとダメなんです。この話を『本当に怖いのかなぁ?』と社に構えて読む人が感情移入をするには、この平気平気キャラがいないとなりたたないんです。まず全員ビビってたら、入ったらあかんとこ行かないですしね。

で、この平気平気キャラは『平気平気!』と言いながら、時には裏山にある、見るからにやばそうな祠の扉をあけ、時には、町はずれにある誰も寄り付かない廃屋の中にある箱を開け、時にはすごく山奥にある誰も知らないような(でも誰かが来ている形跡はある)地蔵のお供え物を身に着り、いわくつきの廃墟の中のタンスを開けたり、物を持ち帰ったりしてしまいます。この時主人公である「俺、私」は嫌な気持ちにはなりますが、その日は何もなかったかのように帰る。までがセットです。

この展開、ほぼすべてと言い切ってしまってもいいほどのあるあるです。あるあるすぎて、この手の話好きの人からは、『平気平気キャラが、何かに触らないと、怖い話じゃない』とまで、ささやかれております。

・平気平気キャラの身に何かおこる。

そりゃそうなんですよ、触ったらまずいものを邪険に扱ってますからね。そりゃ何か起こるんですよ。7割が禁止エリアに遊びに行ったその日の夜です。「俺、私」たちが子供の頃の話の場合が多いからか、夜中まで遊びましたってのはほとんど聞きません。みんな夜にはちゃんと家に帰ってます。

で、7割のうちの6割がその平気平気キャラか、一緒に同行した友達の親から電話がかかってきて、電話を受けた「俺、私」のご両親の顔がアルカリ性の液体をぶっかけられた赤のリトマス紙くらい青ざめます。

7割が平気平気キャラが発狂したり、持ち帰ったものを装着したことによって、体に変なあざが出来て、平気平気キャラの性格が変わり、ある単語を言われると奇声を発して震えだしたりします。のこりの3割は死にます。電話で死んだことを伝えられます。

・騒ぎをきいた祖父母が来て『もしかしてあの場所に行ったんか!?』と騒ぎます。『ええか、よく聞け、あの場所はな…』と祖父母のどっちかが語りだします。

祠か廃屋の昔話をしてくれるんですよね。書かれているものは基本的に作者が、じいちゃんの話をまとめると…と、だいたいはとても読みやすくなっております。だいたいがこの村で起きた凄惨な事件や、しきたりを封印するためのもので、村で一番力を持った人がお供え物を持っていくほかは近寄ってはならんとか、1年に1回だけ近寄ってもいい日があるとか、全く近づいちゃあかんとか色々ありますが、だいたいそんなんです。

そんなにも危険な場所なのに、なぜか主人公はちゃんと聞かされてなかったり、その場所の立地が家の裏だったりすぐに行ける環境だったりします。ちゃんと言うとけよ。なんで言わへんねんいつもいつも。

・それを解決するのが祖父母や両親の知り合いの『霊能者』

知り合いに霊能者がいる確率はほぼ100%と言ってもいいでしょう。霊能者が出てこない場合は、短編なのか、平気平気キャラが封印を解くも、平気平気キャラが死ぬことによって、すべては終わったって言うパターンですね。

ほとんどは狂気は終わらず、訪れた全員に降りかかりそうになるので、その霊能者さんVS狂気を見さされることとなります。

基本的に主人公の身内の知り合いに霊能者や祈祷師、お坊さんなどそのたぐいの人、一人や二人は余裕でいます。

・全部書き終えた後に、何日かして投稿者がスレに戻ってきて、後日談を書いて本当の終了。

あれ、なんなんでしょうね。後日談のほうが長かったりしますよね。

発狂した平気平気キャラのその後、だったり、自分の村のしきたりを本編よりも詳しく、そして、犯した罪のどこが一番の問題だったのか、、などなど後日談マジで長い。


これを読んで気になった方は、是非、ネットに潜り込んでお探しくださいませ!


花岡ショー

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