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この僕に圧倒的に足りないもの
この僕に圧倒的に足りないもの
これは僕だけじゃなくて、ほかのゴロゴロしてる人たちにも言えることだと思います。
結論から言うと圧倒的に足りないものは『絶対に売れたいという気持ち』である。
この気持ちから逃げる人が多い。ある人は圧倒的存在との力の差を感じて、ある人は自分に自信がないけど周りに格好つけたいから『ほどほどでええねん』って言っちゃって、ある人はええものを届けれたらそれでいいと思って。人それぞれなんですけど、この売れたいという気持ちから逃げる人は絶対に売れない。自分で分かる。
「『よしもと』に面白い人いっぱいおるから小さい事務所から伸し上がるねん!」
芸人からよく聞く台詞である。
うるせぇ!伸し上がってから戦う奴らはその大きな事務所の人たちやぞ!で、技術でも事務所力でも負けてしまうんですよ!そこに勝たなきゃあかんねんぞ!本気で売れたいならその回り道はよく分からない。
少なくとも大阪芸人はそうかなと僕は思います。東京はほかの事務所さんも力持ってるし、面白い先輩もたくさんいる。芸人の時はライバルが見えやすくて分かり易くていいなと思う。大阪なんかとくに事務所も少ないし、その事務所で誰が売れていて誰が売れてなくては一目瞭然。ことわっておくが、ここで話しているのは『売れている』っという事であって『面白い』って基準ではない。面白い人はどこの事務所にもたっくさんいる。それはこの目で観てきた。インディーズライブにも腐るほど面白い人おる。才能ある人なんかほんと数え切れないくらいいる。僕なんか到底及ばない。
そんな人たちが売れないのは『絶対に売れたいと思う気持ち』がないから。いや、正確にはその気持ちがどんどん小さくなっていっているからである。成果が出ないのにやり続けるのは本当にしんどいし酷だ。そのなかで2年、3年だらだら芸人を続けるうちに、ぬるま湯につかり続けた先輩や同期と接し、自分もこうでいいかなと洗脳されていき、「こうでいいかな」と「売れなきゃあかん」の気持ちが戦って自問自答する。芸事以外の『やるか、やらないか』で悩み始める。これが本当に邪魔なのです。
売れている人は『やるか、やらないか』なんかでは悩まない。『やる』だけで、悩む時間も芸事を伸ばす時間に使う。すべての時間をそこに注ぐ。僕が観てきた『売れている人』はそうだった。
どんなに才能があっても、どんなに技術があってもこの『売れたい』と『やり続ける』がないと売れない。芸人の場合はM-1だったり、事務所オーディションだったりいちいち『やり続ける』を考えさせられる部分が用意されているので賞レースと自分の気持ち二つに勝っていかないといけないのだけど、非常に分かり易い。
役者はどうだろう。
正直ライバルも分かりにくい。ライバルや!って思っても現場で同じカンパニーになれば手を取り合っていかなくてはいけなくなって、うやむやになる。非常に分かりにくい。漠然と「売れたいなぁ~」は生きているけどバイトに追われて「やり続ける」が死んでいく。そんな人が多いのかな。あとは単純に年取ってきて周りが結婚して子供が出来て役者で売れる幸せよりも、愛する人と家庭を持ち仕事をする幸せを選択したか。
で、実際、この『絶対に売れたいという気持ち』は僕も僕の逃げ癖からくるもので、圧倒的に足りていなかったなと先日の自己分析で思った。専門学校1年生の頃の気持ちはもう正直思い出せない。けど、なんとなく覚えているのはひくほどギラギラして、今よりも格好をつけてましたかね。格好つける部分は本当に要らないと思いますが、そこはまた別の記事で紹介します。
あと腹をくくり切れていないというところもあるでしょうが、どこからかやり続けるだけの人になってしまっている。これじゃあダメなのですよ。
今はコロナショックだから正直動き出すには微妙で難しいけど、これからどうすればいいか。この腐りきったこの気持ちを根っこからぶち抜くには
挑戦しかないと思います。
挑戦して失敗して挑戦して失敗して。それを繰り返して磨いていく。
トライ・アンド・エラーってやつです。和製英語だけど。
この挑戦が本当に大切だと思います。
同じような日々を送っていたらダメ。どっちの幸せも手に入れてやる。
コロナホンマにだるいけど、考える時間を与えてくれたのは事実。そこを頑張りましょう。
たくさん僕も失敗するから、誰かが失敗した時にまた頑張ろうねって言える人になりたいな。
「大丈夫だ。未来は動き出してる」
ええ言葉やなー。やらんと動かへんもんね。やりましょう。
ここからは内緒記事。
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