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即興詩人

即興詩人そっきょうしじん 翻訳 1902(明治35)
森鴎外もりおうがい 1862〜1922

秀選名著復刻全集 近代文学館

森鴎外 40歳。
アンデルセンの「即興詩人」を翻訳したもの。

大きめサイズのハードカバー。
クリーム色の厚めの和紙を使用。重みのある特別感のある本です。

まん丸と曲線が組み合わさったおしゃれなロゴ♡

カバーをとってみたら・・また違う印象になりました。ゴールドでますますエレガントに。

裏 

本来の色はグリーン(下記の写真参照)。光の加減でグレーになってしまいました。

一、即興詩人は璉馬(デンマーク)の人 HANS CHRISTIAN ANDERSENハンス クリスチアン アンデルセンの作にして、初版は千八百三十四年に世に公にせられたり。 (例言より)

秀選名著復刻全集 近代文学館
上、下の目次

大きめの字でとても読みやすいです。

森 林太郎(本名)。まさに自然あふれる名前ですね🌿 表紙の色がグリーンなのはそのためでしょうか。「石見人 森林太郎として死せんと欲す」という遺言を残し故郷の島根県、永明寺にお墓があります。

童話作家というイメージの強いアンデルセンが書いた自伝的小説。舞台はイタリア。主人公アントニオが詩人になるまでのお話。1834年出版なので、鴎外が翻訳する70年近くも前!どのようにして詩人になっていったのでしょうか😊