C102サークル参加レポ&新刊あとがき
どうも私です。(略式挨拶)
夏コミから二週間ほど経ち、こうして筆をとっているわけですが体感的には半年前の出来事です。
なにせ暑い。日々に消費されるエネルギーが多すぎる。誰ですか、毎年毎年お盆過ぎたら涼しくなるって言ってる人は。もはや昭和時代の神話となりつつあるでしょうが。
令和の夏は、9月までバッチリ暑い。これ新常識です。
さてコミケット102に今年も参加してきたので、サークル目線のお話をさせて頂きます。一般参加よりは母数が少ない分、多少おもしろい記事になるかなと。
目次
・荷物と移動と駐車場
・現場とナイスな装備
・新刊あとがき
荷物と移動と駐車場
サークル参加、荷物多い。
文房具、お品書き、頒布物ディスプレイ用の簡易棚やイーゼル、敷布、お会計トレー、携帯ポスタースタンドなどなど……。ここに新刊、既刊、ポスター他の頒布物。私のような小説専門サークルですと総重量5キロオーバーは固いです。新刊は会場搬入してもらっても、残部が出れば持ち帰り。ヘタすると帰りは10キロオーバーなんて悲劇もありえます。
「なんで頒布にきたのに、行きより荷物増えてんの?」
はサークルあるあるだと歴戦の戦士(売り子氏)が申しておりました。
在庫を抱えるという精神の重み、本自体の重み。色んな重みを抱えて会場にきているサークル参加者に、みなさんはどうか優しい言葉をかけてあげてください。
けして値段が高いとか原価いくらとかこの前SNSで炎上してましたよねとか私だれか分かります?とかなんだ小説かとか余計な重みを加えないでください。
潰れちゃうぞ☆ミ
さておき、小さなお店を開きにいくわけで荷物はサイズも形もバラバラ。リュックとかキャリーケースとかに詰めると結構かさばるし、中身が傷つかないか不安という難儀さもあり。
ハァ……みんな正方形ならいいのに。テトリスみたいになればいいのに。
という悩みを全部は解決しないけど、大体はなんとかしてくれるのがコレ。
図書館とか法人の重要書物を移動させるのに使うものらしく、つまり書籍専門の持ち出し鞄なワケです。撥水だし補強してあるしめっちゃ丈夫だし大容量だし伝票差し込んでそのまま配送できるしすごく便利。サークルの机の下にも入るナイスなサイズです。
家に持ち帰ってもいちいち中身を移し替えないで、そのまま保管OK。私は設営グッズ及び在庫など同人系のものはこれに全て収めてます。
お値段には目を瞑りましょう。
もちろん重さはどうにもならないので、持ち歩くなら台車は必須です。
そうなると電車で運ぶのはややキツイかもです。
私は、昨年あたりから自家用車でコミケに参加しております。
東京ビックサイトまで歩いて10分かからない辺りの駐車場を借りていたのですが、今年はそこが使えませんでした。
コロナの制限が解除されて人が増えたせいなのか、参加者にバッドマナーの誰かがいたのか定かではありませんがともかく近隣の駐車場はイカンと。
なので、テニスの森の駐車場からゆりかもめで行きました。
行きも帰りも、大方の参加者とは逆方向なので車両内は空いていました。移動も10分程度。
これくらいなら我慢しても良いかなと思える絶妙な案配。
ただ、やはり車で行くならドアトゥドアくらいのノリで行きたいので、冬コミはビッグサイトの駐車場の抽選応募したいです。します。
現場とナイスな装備
夏コミといえば熱中症対策。
コミケは戦争うんぬんで夏らしく炎上などしておりましたが、過酷さという面ではたしかに油断ならぬ環境ではあります。
今年も大層暑かったです。特に東館。
私、東にスペースを構えておりましたので暑さ直撃です。
暑さがすごいとどうなる?
しらんのか。
とても臭い。
目の前の通路をゾロゾロ人の波が横切っていくときのスメルは「ふふっ。夏の風物詩だね」と脂っぽい笑顔を浮かべずにはいられません。
生理現象だから仕方ないんですけどね。
明日は我が身と思いながら、体を拭くなどします。
そこで売り子氏から褒められた暑さ対策装備をご紹介。
軽いし、手持ちできますし、一八時間は冷えます。
キャンプ用に購入したものですがコミケにもピッタリ。
500ミリペットボトル4本入ります。一本凍らせておけば保冷剤要らず。
アマゾンで買うと高いので、ワークマンの店舗で買うのをオススメします。
問題は私が会場で飲んだ量が、ペットボトル6本分だったことです。
扇風機もあるとないでは大違い。
というか会場内に風がないので、こいつで気流を発生させることで冷感タオルとか冷感シャツとか他の装備と相乗効果を発揮するのでオススメです。
小型で風量もヨシ。電池で動きます。家でも電源につないで使えるので普段使いでも腐りません。
ちょっとだけ音がうるさいかなぁというイメージです。小型扇風機の宿命ではあるのですが。
もうちょっと高級なものなら、音も軽減できるかもですね。
問題は昨年使って大好評でしたが、今年は持っていくの忘れたことです。
これは夏関係ないんですけど、座れる鞄です。
もう一度いいます。座れる鞄です。
この反則級のアドバンテージを理解できる者だけが「高ぇよバカ」と私に石を投げても良いです。
狩猟とか釣りで使う、アウトドア用の鞄です。
かなりしっかりした補強が入っていて、上面の平らとこに座れます。安定感もバッチリです。
補強の骨組みのせいで見た目のわりに容量が小さいのが難点ですが、お財布や飲み物、戦利品を入れるくらいはワケないです。
拡張性も高く、私はカラビナを付けて側面にポスターケースを装着しています。(※本来はライフルや釣り竿を装着するためのアタッチメントです)
保冷コンテナや扇風機はサークル参加向けですが、この鞄は参加者にもいいかなと思います。座れるトコないんだよネ、ビックサイト。
問題は東京新大阪を新幹線で往復できるくらい値段が高いことです。
例年にのっとって、一五時頃には弊サークルは撤収したのですが話を聞くと一五時半までは人の流れがあったそうです。
一般参加の入場時間が後ろ倒しになっていたりとか、午後から会場にいらっしゃる方とか色々要因はあるのでしょう。
コロナ前、コロナ中、コロナ後とコミケの様子にも少しずつ変化がありますね。これが今後の新しい基準になるなら、サークル側も15時半とか閉場まで頒布を続けるという選択肢も増えますね。
C103にも参加予定なので、そのへんを手探り手探りやっていきたいです。
令和のコミケは、閉場前まで熱い。これ新常識です。
新刊あとがき
https://hanasefure.booth.pm/items/4989863
というわけで最後に新刊です。
艦これです。ポスアポです。ガングートです。百合です。
書きたくて書いた以外に、ほとんど何もない純然たる同人誌です。
本作「GANGUT」は二〇一八年にpixivに投稿した同名の作品を、リメイク・大幅改稿したものです。
ピクシブ版はR指定の純粋なるヴェルーヌイ×ガングートの百合えっち戦後もの、本書籍版はどういうことか全年齢向けポストアポカリプス・ロードムービーとなっております。なんで?
今回も締め切りに苦しめられまして、想定していた結末には到底辿り着けないと判断し、苦心に苦心を重ね、うまいこと軟着地させることに奔走しました。
もっと計画的に書くとか、もっと自分の筆の早さを自覚するとか色々反省点多め。でも今回の経験で、作品をセクションに区切っていくつかのゴール地点を用意するという技を取得しました。
物語に序盤のゴール、中盤のゴール、最後のゴールなどを用意して、締め切りの如何で直近のゴールで終わらせるわけです。
今回は序盤のゴールにシュートしました。
書きたかったけど泣く泣くカットした場面いっぱい。
「寝返り」の巣と化した鎮守府直通地下鉄でのゾンビサバイバルとか、パーフェクトガンちゃんvs母艦とか、プティちゃんの行く末とか。もー色々。
最後にいつものお礼を。
表紙絵を書いてくださった鴉鳥夜さん、ガングートの最高の背中をありがとうございます。バッチバチにイケてるタトゥー大好きです。
売り子氏もいつもありがとう。助かり方がえげつない。
また本誌を買ってくださった貴方へ厚くお礼を申し上げます。
また次回。