マジシャンが思う、マジシャンをガチでやっていくには。
※この内容はまだあまり言語化できていないので長々とアレですが、あくまで、イチ個人の意見だと思って頂ければ幸いです。
結論…マジシャン/マジックを「ガチ」でやっていくには、その分マジック以外の事もガチでやる!
という感じです。
マジックしかできない人は、文字通り「マジックしかできない人」になる。
手品×〇〇(資格、異業種etc)を推す方もいるが、マジックしかやってこなかった今の自分はマジック以外できない。
尖った才能もない。
じゃあどうするか。
才能はないが、自力に出来ることを出来るだけやって、尖らせればいいじゃん。
という訳で、プロとして活動し始めた、所謂「ガチ」でマジシャンをやるようになった数年前からマジック中以外の接客に特に力を入れています。
要は先ほどの「手品×〇〇」に当てはめてみると、
自分であれば「手品×人柄」です。
「マジック中以外の接客」って何?というと例えば…
・マジックが終わった後のトークタイムを大切にする
・観客との受け答えをしっかり行う(意外とできていない人が多い)
・すべての事に真摯に取り組む
・そしてとにかく、感謝できることに心から「ありがとう」と感謝の気持ちを(できるだけ言葉に表して)伝える
等々。
顧客やクライアントに好かれるには
昔聞いたビジネスの世界の言葉で特に印象に残っているものがあります
「人に好かれるには、まずその人を好きになりなさい。」
この言葉はビジネスに限らず、人間関係を形成するうえで必要なことかとは思いますが、これはたとえビジネスライクな関係であっても、少なくとも相手に(好かれたいのあれば)少しでも興味を持ちなさい、という意味かなと捉えています。
(無論、バイトやサラリーマンなどの同僚などはビジネスライクな関係でも大丈夫かもしれませんが。)
よく「人に興味が持てない」と嘆く人がいますが、これは意外と努力で何とかなります。自分がそうでした。元の性格からかもしれませんが。笑
先ほどの言葉の法則?を頭に入れていれば、相手を前にしたとき、好かれるためにはどうすれば良いのか、自ずと自分がすべきことが分かるハズです。
…他にも人に好かれるコツは自分の経験からいくつかあるのですが、その中でも私が思う、好かれるもう一つのコツは…
「自分が心から思ったこと/感じたことを言う」
勿論感じた悪い印象などを発言する/しないの選別は行います。(=嘘ではありません)
勿論このやり方は少しでも軽率に行ってしまうと諸刃の剣なので、非常に慎重に考えて取り組む必要があります。
ただ、人に興味を持ち、言う言葉を選別したうえで、感謝同様に心の底から発言することで、なんとなく人に好かれるかな、と感じます。
因みにコレはこぼれ話なのですが、マジシャンをガチでやり始めてから、仕事柄?嘘を簡単に付けなくなってしまいました。笑
これはマジック中もそうなのですが、嘘をついてしまう(コインのフェイクパスを行い手が空なのに、「ここにある1枚のコインを…」などと言ってしまう)と、自分の態度や言葉節、表情からマイクロレベルで相手に違和感を与えてしまいます。
要はマジック中に嘘を付かない思考が働くせいで、日常生活でも嘘が付けなくなってしまったのです。
ではどうすればいいかというと……っとここから話すとまた長くなってしまうので、そのお話はまた次回にでも。
自分が思う「パフォーマンス」という言葉の意味
私は、「マジック(とマジック中のコミュニケーション)」と「それ以外の接客」、これを全てひっくるめて「パフォーマンス」と呼んでいます。
特に周知させたいわけではなく、あくまで自分で思っているだけなのですが(笑)
(たまに「マジックパフォーマンス」と言っている時もありますが、これは言葉の分かりやすさ優先です。「パフォーマンス」だけだとマジックなのかジャグリングなのか占いなのか、何をやっているのか分からないので。笑)
大きめの閑話休題。
マジシャンが思う、マジシャンをガチでやっていくには。
「マジシャン/マジックを「ガチ」でやっていくには、その分マジック以外の事もガチでやる!」
冒頭に書いたこの結論の意味をもう少しかみ砕いてみましょう。
「マジック以外の事」というのは事務仕事や営業活動も勿論あてはまるのですが、もっと拡大解釈してみると、「マジックばっかやってねーで人間力を成長させろ!」という感じです。
マジック以外の事を意識して成長させることで、人間力も自ずと上がり、そしていつか必ず自分に返ってきます。
何故こう言い切れるのかというと、数年前から意識してきたこと(先述した人に好かれる接客etc)が、ようやく実って自分に返ってきてると、つい最近感じてきたからです。
最後に…これは今の自分からガチでやり始めた過去の自分へのアドバイスなのですが。
「自分の事を想って悪い部分を指摘してくれる/意見を言ってくれる/叱ってくれる人」は大切にしなさい。
これはマジシャン以外の多くのフリーランスのお仕事に当てはまると思うのですが、一人で仕事をしていると、もし何か悪いことをやらかしてしまったとき、どうしてもその問題や反省点から逃げてしまいがちです。
それを客観的(そして絶対的)にみて悪いと判断し、わざわざ意見を言ってくれる人は、大切にすべきです。特に自分との仲が良い人ほど。
(これは相対的にその人から見てこれは良い/悪いの好みではなく、絶対的な良い/悪いの話です。極端な例を言えば、例えば犯罪は誰が見ても悪いことでしょう?)
普通他の人を叱ったりするのは、叱られた側(ダメなことに気づいていない人)にとっては不快に感じることでもあると思います。
そして、ビジネスライクな関係性であったり、そこまで仲が良いわけではない人であるほど、「これ言うと(意見を言うと)嫌われるだろーな、相手してもらえなくなるな…」と、意見を言われたり、指摘をされたりすることが少なくなっていきます。
その、「その人(自分)を思って」、「嫌われる覚悟(関係性が壊れる覚悟)を持って」「わざわざ言葉にして自分に届けてくれる」人は、何度も言いますが、大切にすべきだと思います。
もし今の自分がタイムトラベルしなおして過去の自分に意見できるなら、まだまだ言いたいことは沢山あるのですが、こんな感じかなと。
もっとも、過去の自分からしたら今の自分の言っている事は「何言ってんだ?」状態で聞く耳を持ってくれないかもしれませんが。笑
…という訳で、まだまだ頭の中をぐるぐるしていることのほんの一部を抜粋してグダグダと書いていますが、とりあえず今回はここまでという事で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!