「俺、ストリートマジック嫌いなんだよね」

どーでもいい今の気持ちをつらつらと書いていきます。「言い訳がましい」と言われたので。

まず、前提としてこの記事で言う「ストリートマジック」は路上で机などを構えてお客様を捕まえていく形での行為を指します。

その上で。最近、「ストリートマジックいいよね」から「ストリートマジックはよくないよね」、という考えに変化が自分の中で起こっていました。

というのも、どうも最近のストリートをしている人は、観客が得られるメリットより、デメリットを増やしていることが多くなってきたと感じているからです。

デメリットしかない!という訳では決してないですし、演者・観客ともに得られるメリットは多くあります。

しかし、その陰に潜む「デメリット」の存在に、多くのマジシャンは気づいていないと、そう思います。
ではその「デメリット」とは一体何なのか…

それは、「(観客が)演者からのアプローチを断った時の嫌悪感」です。

この世界に蔓延っているストリートマジシャンのアプローチ法には、大きく分けて2つのスタイルがあります。

① 延々一本釣りスタイル
リングやコンタクトジャグリング等を行いながら、「数打てば当たる」戦法でひたすら声掛けをしているスタイル。

② 巻き餌スタイル
通行人に声をかけず、遠くからでも見えるようなパフォーマンスをして観客の方から観たい!と思わせるスタイル。
スタチューや大道芸の客寄せ法をイメージしていただければと思います。

どっちが悪い!という話ではないですが、今回私が言及したいのは①の方です。

①の方法をひたすら行っている人は「1000人声かけて1人見てもらえば良いでしょ」みたいな考え方の人が多いと思います。

しかし、断った999人の通行人はどう思っているでしょうか?
「マジシャン」という存在に対して良い心持ちをしているでしょうか?

答えはNoです。
それどころか次から他のイベントなどでマジシャンのショーがあった時、(閲覧無料なのにもかかわらず!)見たくないな、という気持ちを抱いてしまうことになります。
アプローチされる初期段階では余程マジックが好きな人じゃない限りどのマジシャンもどうせ(スタイルなどが)一緒だと思っている人が多いです。

この「嫌悪感」は、「マジックを見たい!と思う人を増やしたい」というマジック業界にとっては大きな損失になるんじゃないかなー、と。

例え1人のマジック好きを増やしたって、同時に999人をマジック嫌いにさせたら全くもって意味がないのです。

因みに余談ですが、僕はこのことをストリートを初めて2年目ぐらいに気づき、それからずっと②の方法を模索してきました。

ここまで読んでいただいた皆様、理解していただけたでしょうか?
僕はまだ言いたい事と言語化が追い付いていないですね。

まぁとにかく色々言いたいことがあるんですが、グッとこらえて、寝る。


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