ありがとう3月、こんにちは4月。
本日からスタートした新年度。
みなさんの周りではどんな空気が流れていますか。
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東京では当初桜の開花予想が3/25頃でしたが、「咲きそう!」というタイミングで雨が降ったり寒さがぶり返したりしたため、予想より少し遅れた3/28(金)に開花宣言となりました。この日の午前は台風並に雨風が強く、作業所へ向かう際に前を歩くひとの傘がひっくり返っていましたよ。
春は「出会いと別れの季節」でもありますね。桜の開花宣言がなされた日、支援員さんのおひとりが退職されました。話しかけていただくたびに心救われてきたゆえ、寂しさと感謝と言語化できない感情が今も入り混じっています。
傘がひっくり返るほど荒れた天気だったことに一層心細さが強まっていましたが、午後には一転して晴れ渡った空に。気温もグッと高まり、うっすら汗をかくほどでした。
作業所へ通い始め、昨年の秋で2年が経ち3年目を迎えています。その間にも「出会いと別れ」があり、環境の変化に弱い自分はその都度心が揺さぶられてきました。大きな変化がなくとも、日々の小さな出来事や流れている空気には過敏になってしまいます。
だけど今回は、最後に支援員さんと一対一で言葉を交わしたり一緒に写真に写ってもらえたことで宝物が増えた気分になりました。
以前の記事に載せた、春をイメージしたポーチ。このポーチの縦糸を織り機に通した際、わたしがミスしてしまったため当時研修中だった支援員さんに直すのを手伝っていただいたんです。昨日のことのように、強く記憶に刻まれています。なんて優しい方なんだろう、と。声が雰囲気が、呼吸の合わせ方が。
思い出もポーチも大事にしながら、わたしは「もう少し」なのか「まだしばらく」なのかはわかりませんが織りを続けていきます。刺繍やイラスト、趣味も続けつつまだ挑戦したことがない“ものづくり”にもチャレンジしていきたいです。
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そして迎えた本日。4月初日。新年度。
これからの生活に抱く不安は、すでに波のように襲いかかってきています。
自立したい気持ち。理想に追いつかない体力。頭に綿がつまったような脳疲労。下す腹。居場所のなさ。自信のなさ…etc.
これまでどうやって生きてきたんだろう、と振り返るたび不思議に思うんですよね。「去年の今頃ってどんな服着てたっけ?」みたいな感覚で。
同時に自分を肯定できない心もとなさとわたしがわたしであることの居心地の悪さから、自ら居場所をつくりづらくしているのもわかっているのです。
で、あの、急なんですけど、、、
このたびワタクシ、名刺をつくりました。
前文との繋がりを完全無視したような「あの、急なんですけど」を挟みましたが、実は繋がっているんですよ。解離させないために。今ココに地に足つけて立っているのは、名前を持ったわたしなんだぞ!この名刺を渡した相手の前に居るのは紛れもなくわたしなんだぞ!と。
肩書も何もないしさ、多くて20枚刷れたらいいのよ…の思いに反して100部からしか注文できなかったゆえ現物が届いた現在、ドン引きしているのは言うまでもありません。
春だから、新年度だから、と無理に意気込む必要なんてないのです。なんならこれまで通りで構わない。
でも「これまで」に僅かながら変化を足していきたい気持ちが確かにあって、それはひとりでは叶えられないことかもしれないから、名前を覚えてもらうのって実はとても大事なんじゃないかなって…現在進行形で自分の名前を好きになれずにいるにもかかわらず“名前を100部刷った”ハンドルネーム「芳-hana-」と申します。(改めましてよろしくお願い致します)
作業所では今日、新しい織りを始めるための「整経」という作業をおこなってきました。
●反物が織り上がるまでの過程を簡潔に記してあります↓
夏らしい色合いの反物に仕上げられたらいいなと思っています。仕上がりましたら、またココで披露させてください。
【おだまき工房(ショップ)】
〒187-0043 東京都小平市学園東町 1-23-23【ODAMKI(就労継続支援B型事業所)HP】https://www.odamaki-sakiori.com/