まちに「植物の時間感覚」を取り入れてみるとか【今週の加藤さんvol.16】
「今週の加藤さん」
「今週の加藤さん」は“最近何か気になってる話題とかありますか?”というとてつもなくラフなお題を、花咲爺さんズ代表の加藤さんに聞いてみるコーナー。聞き手は弊社シオヤ。
今回は、植物のある暮らしに思いを馳せてみたお話です。
加藤さん:
最近、家の仕事場の窓際に植物置いてるんだよね。
シオヤ:
植物ですか!置いてると癒されたりします?
加藤さん:
自分で育てて成長を見守ってると、色々あるんだよね。例えば夏場の暑い昼間なんかには、水もあげたのにくたっとしていて「どうしよう枯れちゃった!?」って思ったけど、夜になったらまた戻ってて。水分を蒸散させないためにそうなってたみたい。なんか、人が成長する様子にも重なるし、面白いなーと。
シオヤ:
植物のある暮らし、楽しんでますね。
私もベランダでミニトマトとシソを育てようとしたんですけど、どっちも枯れてしまいました。どの段階で元気がなくなっていたのかがよくわからなくて、難しいですね。
加藤さん:
それこそ旅行とかで1週間家を空けなきゃいけなくなったら水やりできないしどうしようと思って。ペットを置いていくほどの心配ではないけど、命を預かってる訳だからね。
シオヤ:
そうなんですよね、私も枯らしてしまったときショックでしたし…。
加藤さん:
やっぱり最初は簡単に育てられるのから始めた方がいいよね。うちも、ネットで難易度低いのを調べて買ったし。
シオヤ:
って、なんか恐ろしくほっこりした話になってしまいましたね(笑)。
加藤さん:
せっかくだから「まちと緑」の話にしようか。
まちの多様性を考えるとき、人のことだけではなくて動物や植物の多様性も求められてくるんじゃないか、っていう話があって。
植物って、個体によって「時間の流れ」が全然違うよね。ものすごいスピードで成長していく植物もあるし、逆に木みたいにゆっくり成長して何百年も生きる植物もある。それって人間も同じかもなって思えたり。そういう「時間感覚の多様性」のあるまちっていいんじゃないかな。
シオヤ:
記念植樹とかってまさにそうですよね。時間の経過を可視化してくれているので。
加藤さん:
「人間の時間だけではなくて、いろんな時間感覚があってもいいじゃないか」っていう話、10代とか20代の頃の自分だったらあんまり響かなかったんだけど、40代にもなるとゆったりした時間間隔にも価値を見出せるようになったなと思う。
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