うつ病夫婦の、子育て奮闘記。① 〜鬱の前兆〜の巻
9年前、双極性障害となった夫。今でも毎日のお薬と、2ヶ月に一度の診察。
と言っても、9年間ずっと苦しんでるわけじゃなく、「なんかおかしいな」とはじまり、起き上がれなくなり、休息をとって投薬、数ヶ月親族等のサポートを受けながら、回復。
でもまた何かが引き金になって、再び診断を受ける。
そんなこんなを繰り返し、この夏、3度目のうつを発症した夫。
__そしてまさかのこの夏。妻も同時に、うつになりました。
…ま、と言っても、たった1ヶ月の話なんですが。
わが家にとっては大きな1ヶ月、そして、多くのことを学んだ1ヶ月だったので、記録に残しておこうと思います。
夫は双極性障害。私は、摂食障害にPMDD。
それぞれメンタルに棘が与えられている、私たち夫婦。
それなのに、休むことも甘えることが超絶苦手で、ついつい休みなく仕え続けてしまう負のループ。
それは仕事においても、子育てにおいても、私は、家事においても。
職業柄、西洋医学(薬)、東洋医学(生活改善)、そして聖書とともに、それぞれの病と向き合ってきていたからこそ、「休息」の必要は痛いほどわかっていたはずなのに…
いくら頑張っても神様からの報酬がないことにムキになっていたのかもしれないなぁ。
ちゃんと休んでるか?と、神様に言われたみたいだった。
うつの前兆を感じ、休むと決めたが、時すでに遅し。
自分でもおかしいと思うほど、子どもたちにイライラして、朝から晩まで怒鳴り続けている私。
(もともとうちの子たちは感情の起伏がものすごく激しくて、怒ると兄妹で殴り合いみたいになることもしばしば。最近はそれを止めるのに必死だった)
過食症も少し酷くなってきてて、それがPMDDのせいなのか何なのかが、自分でもよくわからなくなってた。
__そんな時に、普段あまり愚痴をこぼさない夫が、ひたすら仕事への愚痴がとまらなくなってきていた。
(私が仕事に愚痴を言っているときは諫めてきていたくせに。笑)
「もう誰にも会いたくない」と、私も夫もいろんな予定をドタキャンするようになってた。
躁鬱の夫を側で見てきたから、「あれ、私も鬱か?」と、とにかく休もうと思って横になるんだけど、
すぐ子どもたちがやってきては「ママ〜、ママ〜」と、ひっきりなしに耳元でケンカがはじまる。
「なんでパパに言わないかな…」「少しは子どもたち見てよ」「部屋の片付けぐらいは手伝ってよ」と、夫への不満が溜まるも、
鬱症状が出始めている夫に無理させるわけにはいかない、と、
夫への変な気遣いが発動。
怒りに狂いながら、育児も家事も一人で負ってしまった私は、ついに長男を蹴っ飛ばしてしまったことで学校から電話がきてしまったのです。
▼②〜現実逃避〜の巻